パイレーツ - ジャイアンツ
<現地時間10月1日 PNCパーク>
今日からメジャーではプレーオフが始まった。ア・リーグのワイルドカードゲームは、延長12回の激闘を青木宣親の所属するロイヤルズが制し、ディビジョンシリーズへと駒を進めた。明日はもうひとつの一発勝負、ナ・リーグのワイルドカードゲームが行われる。
ナ・リーグのワイルドカード1位はパイレーツ。一時は優勝戦線から脱落したようにも見えたが、9月は17勝10敗と盛り返し、最終戦までカージナルスの胴上げを許さなかった。昨年もワイルドカードでプレーオフに進み、球団21年ぶりとなるプレーオフながらも一発勝負を突破した経験を持つチームである。
昨季リーグMVPを受賞したマカッチェンが、今季はケガがありながらも25本塁打、83打点でチーム二冠。打率も.314でチーム2位の成績を残し、打線の中心として活躍した。また、左ふくらはぎに不安を抱えシーズン最終盤で欠場していた正捕手・マーティンもどうやら間に合う見込みとのこと。心配の種がひとつ消えた。
先発陣は2ケタ勝利到達が2人と手薄な感は否めないが、救援陣では主に8回を任されるワトソンが78試合に登板して防御率1.63、中継ぎながら10勝(2敗)を挙げており、守護神メランコンは72試合の登板で防御率1.90、WHIPは0.87と抜群の安定感を誇った。リードして7回を終えることができれば、勝利は近いと言える。
一発勝負のマウンドを任されるのはボルケス。勝ち頭で13勝(7敗)は少し物足りないが、現地時間9月14日カブス戦の4回から18イニング連続無失点を継続しており、2連勝でシーズンを締めた。チームで一番ノッている右腕にチームの命運を託す。
対するナ・リーグのワイルドカード2位はジャイアンツ。6月まで首位を走っていたが、7月にドジャースに逆転を許した。それでも、ここ4年で2度世界一に輝くなど、短期決戦の戦い方は熟知している。
攻撃陣の柱はポージー。4年目ながらすでに2度の世界一を経験し、2010年は新人王、2012年はリーグMVPと2度ともしっかり世界一に貢献した。今季も打率.311、25本塁打、89打点でチーム三冠の大活躍であったが、どうもプレーオフとなるといまひとつで、過去2年通算.244(119-29)と苦しんでいる。3度目の挑戦で殻を破ることができるだろうか。
ジャイアンツの先発は、チームのエースへと登りつめた25歳左腕・バムガーナー。今季18勝(10敗)を挙げ、キャリアハイの217回1/3を投げて防御率は2.98と安定した投球を見せた。さらに敵地での試合で11勝4敗、防御率2.22という好成績を挙げているのもジャイアンツにとって心強いデータだ。チームを支えてきたリンスカムが精彩を欠き、中継ぎに回っている今、負けたら終わりの一発勝負のマウンドに立つのはこの男の他にいない。
ちなみにナ・リーグは日本のセ・リーグ同様、DH制がない。そこで注目なのが前述のバムガーナー。実は打撃にも定評があり、今季.258(66-17)、本塁打も4本放っている。野手に専念すれば、年間30本以上の本塁打を記録しそうな成績だ。『打者』バムガーナーにも注目の一戦は現地時間10月1日の午後8時(日本時間10月2日午前9時)、パイレーツの本拠地、PNCパークで行われる。
<現地時間10月1日 PNCパーク>
今日からメジャーではプレーオフが始まった。ア・リーグのワイルドカードゲームは、延長12回の激闘を青木宣親の所属するロイヤルズが制し、ディビジョンシリーズへと駒を進めた。明日はもうひとつの一発勝負、ナ・リーグのワイルドカードゲームが行われる。
ナ・リーグのワイルドカード1位はパイレーツ。一時は優勝戦線から脱落したようにも見えたが、9月は17勝10敗と盛り返し、最終戦までカージナルスの胴上げを許さなかった。昨年もワイルドカードでプレーオフに進み、球団21年ぶりとなるプレーオフながらも一発勝負を突破した経験を持つチームである。
昨季リーグMVPを受賞したマカッチェンが、今季はケガがありながらも25本塁打、83打点でチーム二冠。打率も.314でチーム2位の成績を残し、打線の中心として活躍した。また、左ふくらはぎに不安を抱えシーズン最終盤で欠場していた正捕手・マーティンもどうやら間に合う見込みとのこと。心配の種がひとつ消えた。
先発陣は2ケタ勝利到達が2人と手薄な感は否めないが、救援陣では主に8回を任されるワトソンが78試合に登板して防御率1.63、中継ぎながら10勝(2敗)を挙げており、守護神メランコンは72試合の登板で防御率1.90、WHIPは0.87と抜群の安定感を誇った。リードして7回を終えることができれば、勝利は近いと言える。
一発勝負のマウンドを任されるのはボルケス。勝ち頭で13勝(7敗)は少し物足りないが、現地時間9月14日カブス戦の4回から18イニング連続無失点を継続しており、2連勝でシーズンを締めた。チームで一番ノッている右腕にチームの命運を託す。
対するナ・リーグのワイルドカード2位はジャイアンツ。6月まで首位を走っていたが、7月にドジャースに逆転を許した。それでも、ここ4年で2度世界一に輝くなど、短期決戦の戦い方は熟知している。
攻撃陣の柱はポージー。4年目ながらすでに2度の世界一を経験し、2010年は新人王、2012年はリーグMVPと2度ともしっかり世界一に貢献した。今季も打率.311、25本塁打、89打点でチーム三冠の大活躍であったが、どうもプレーオフとなるといまひとつで、過去2年通算.244(119-29)と苦しんでいる。3度目の挑戦で殻を破ることができるだろうか。
ジャイアンツの先発は、チームのエースへと登りつめた25歳左腕・バムガーナー。今季18勝(10敗)を挙げ、キャリアハイの217回1/3を投げて防御率は2.98と安定した投球を見せた。さらに敵地での試合で11勝4敗、防御率2.22という好成績を挙げているのもジャイアンツにとって心強いデータだ。チームを支えてきたリンスカムが精彩を欠き、中継ぎに回っている今、負けたら終わりの一発勝負のマウンドに立つのはこの男の他にいない。
ちなみにナ・リーグは日本のセ・リーグ同様、DH制がない。そこで注目なのが前述のバムガーナー。実は打撃にも定評があり、今季.258(66-17)、本塁打も4本放っている。野手に専念すれば、年間30本以上の本塁打を記録しそうな成績だ。『打者』バムガーナーにも注目の一戦は現地時間10月1日の午後8時(日本時間10月2日午前9時)、パイレーツの本拠地、PNCパークで行われる。