ニュース 2014.10.01. 17:41

今夏の大型補強も虚しく… アスレチックス、早すぎる終戦

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ロイヤルズ戦の延長12回、ホズマーの打球を追い交錯したアスレチックスのゴームズ(左翼)とフルド(中堅) [Getty Images]
○ ロイヤルズ 9x - 8 アスレチックス ●
<現地時間9月30日 カウフマン・スタジアム>

 ギリギリでワイルドカード圏内を死守し、3年連続のプレーオフ進出とったアスレチックスだったが、ロイヤルズの勢いに屈し早すぎる終戦を迎えた。今夏のトレードでレッドソックスからレスター、カブスからサマージャを獲得するなど、プレーオフで勝つための補強を積極的に行ったが、シーズン終盤の大失速を象徴するような詰めの甘い試合運びで、ロイヤルズの勢いに屈した。

 7月までは、ア・リーグ西地区首位のエンゼルスと優勝を争っていたアスレチックス。3年連続の地区優勝を視野に入れながら、さらに「プレーオフで勝てるチームを」と言わんばかりに、“マネーボール”で知られるビリー・ビーンGMは例年になく積極的な補強を敢行。特に「短期決戦は投手力が重要」と、カブスから前述のサマージャとハメル。さらにセスペデスを交換要員にレッドソックスからレスターを引き入れ、理想のチーム作りを推し進めた。

 しかし、8月を12勝17敗と大きく負け越すなど後半戦は勝率.433と大失速。湿りがちだった打線の起爆剤として、8月31日にホワイトソックスからアダム・ダンを獲得するも投打のバランスは改善されず、9月以降は優勝争いどころか一気にWC争いに飲み込まれた。

 それでも何とかワイルドカードでプレーオフ進出を確保し、この日はロイヤルズ戦に強いレスターをマウンドに送り込んだが、先発マスクのソトが負傷交代した影響もあり、8回途中6失点。打線は、腰痛の影響で後半戦は打率.173、4本塁打と精彩を欠いていた4番モスが、チームのポストシーズン記録となる1試合5打点をマークするも、試合を通してアスレチックスらしい試合巧者ぶりは見られなかった。

 ちょうど2カ月前は、トレード戦線を騒がせ「勝ち組」と賞賛されたアスレチックス。それからの大失速と早すぎる結末は、誰も予想だにしていなかったはずだ。
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