ナ・リーグ　優勝決定シリーズ第1戦
● カージナルス 0 － 3 ジャイアンツ ○
＜現地時間10月11日　ブッシュ・スタジアム＞

　ナ・リーグの優勝決定シリーズが現地11日に開幕。ア・リーグのロイヤルズ同様、こちらもワイルドカードから勝ち上がったジャイアンツが、先発したエース・バムガーナーの好投もあり、中地区覇者・カージナルスを敵地で撃破した。

　バムガーナーは立ち上がりから安定感抜群の内容。初回はポストシーズン好調の1番カーペンターにヒットを許すも、後続を三人で抑え先制点を許さなかった。3点の援護をもらった中盤以降も、相手に的を絞らせない投球で0行進。結局7回2/3、112球を投げ、被安打4、7奪三振で無失点。エースと呼ぶに相応しい好投で、チームに貴重な勝利をもたらした。

　ジャイアンツは打線も、2回に8番トラヴィス・イシカワのタイムリーなどで2点を先制。3回には一死一、三塁から6番ベルトが犠牲フライを放ち、エースの好投をアシストした。

　一方のカージナルスは、先発・ウェインライトが、ドジャースとの地区シリーズに続き5回持たすに降板。味方の拙守に足を引っ張られたとはいえ、テンポの悪い投球で、4回途中までに98球を費やした。打線もジャイアンツ投手陣に封じられ無得点。本拠地ファンの前で見せ場を作れず完敗した。