ニュース 2014.10.21. 17:30

先手必勝のワールドシリーズ、ロイヤルズに立ちはだかる敵地無敗男…

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敵地での試合で圧倒的な成績を残すジャイアンツのエース・バムガーナー[Getty Images]
ワールドシリーズ第1戦
ロイヤルズ - ジャイアンツ
<現地時間10月21日 カウフマン・スタジアム>

 いよいよ幕が開けるワールドシリーズ。29年ぶりのプレーオフを破竹の8連勝で勝ち上がったロイヤルズと、こちらもワイルドカードから勝ち上がり、ここ5年で3度目のワールドシリーズ進出を果たしたジャイアンツの対戦。この両チームがワールドシリーズで対戦するのは史上初のことである。

 お互いに共通しているのが終盤の粘り強さ。強固な救援陣を擁し、ワールドシリーズまでの8勝のうちロイヤルズが6試合、ジャイアンツは5試合で救援陣に勝ち星が付いている。ポストシーズンの救援防御率を見てもロイヤルズが1.80、ジャイアンツは1.78という好成績。もつれた際には両チームの我慢比べとなりそうだ。

 初戦はロイヤルズがシールズ、ジャイアンツがバムガーナーのエース対決。なんといってもバムガーナーは敵地で強い。今年も3試合に登板してホームだと0勝1敗、防御率3.00なのに対し、ロードだと2勝負けなしの防御率0.00。1点も失っていない。それどころかポストシーズンの敵地ゲームは負けなしの5戦4勝、現在26と1/3イニング連続で無失点中でメジャーリーグのポストシーズン記録を更新している。

 今季左腕との対戦打率.363を誇った青木も、バムガーナーに対しては3シーズンで通算13打数無安打と苦しめられている。どうにか突破口をこじ開けたいところだ。

 リーグ優勝決定戦では2戦目が重要というデータを紹介したが、ワールドシリーズは初戦が最も重要になる。2000年以降、過去14年で初戦を取ったチームの突破率は86%(12/14)。5戦以内での早期決着に至るケースも14年間で8度と多く、勝ち上がってきた勢いそのままに決めてしまうという流れになっているのが近年の傾向だ。

 ロイヤルズはワールドシリーズ進出を決めてから中5日、ジャイアンツは中4日空けての初戦となる。お互いがこのインターバルをいかにして過ごし、テンションを持続できているかが大きなカギを握る。特に立ち上がりは要注目だ。

 初戦は現地時間10月21日午後8時(日本時間10月22日午前9時07分)、プレイボール。

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