ワールドシリーズ第6戦
○ ロイヤルズ 10 － 0 ジャイアンツ ●
＜現地時間10月28日　カウフマン・スタジアム＞

　ロイヤルズとジャイアンツのワールドシリーズ（WS）第6戦が現地28日に行われ、10－0と圧勝したロイヤルズが通算成績を3勝3敗のタイに戻した。4試合ぶりに「2番・右翼」でスタメン復帰した青木宣親も、2回に同シリーズ初安打となる貴重なタイムリーを記録。これでワールドチャンピオンの行方は、明日の第7戦にもつれ込んだ。

　試合後、インタビューに応じた青木。まず、10打席目でようやく出た同シリーズ初ヒットについて問われると「チャンスで何とかしたかった。粘りながら、何とか結果が付いてきてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

　4戦ぶりのスタメン復帰に関しては「悔しかったし、ここで何とかしたかった」と青木。これで3勝3敗とし、明日の最終戦への意気込みを問われると「崖っぷちの試合に勝って、また試合ができることがうれしい。明日は最高の試合、最高のプレーを見せたい」と力強く締めた。

　ロイヤルズが明日の試合に勝利すれば、チームとしては1985年以来、29年ぶりの世界一。日本人選手としては、昨年レッドソックスで世界一に輝いた、上原浩治、田沢純一以来のワールドチャンピオンメンバーとなる。