ニュース 2014.11.09. 16:25

21U侍ジャパン3連勝で2次ラウンド進出!アマ唯一のスタメン、法政大・畔上が2安打2打点

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先制犠飛を含む2安打2打点の活躍を見せた法政大・畔上翔[Getty Images]
IBAF 21Uワールドカップ 1次ラウンド・グループB第2戦
○ 侍ジャパン 7 - 2 オランダ ● 
<11月9日 台中インターコンチネンタルスタジアム>

 7日に開幕した21歳以下の若手選手たちによる野球の国際大会、「IBAF 21Uワールドカップ」。1次ラウンドの第3戦が台中インターコンチネンタルスタジアムで行われ、侍ジャパンがオランダに7-2で勝利。3連勝で1次ラウンド突破を決めた。

 侍ジャパンは2回裏、無死一、三塁からアマチュア選手として唯一スタメンに名を連ねた法政大学3年・畔上翔がライトへの犠飛を放って幸先良く先制すると、続く8番若月健矢(オリックス)が適時打、さらに1番の牧原大成(ソフトバンク)にも適時打が飛び出して3点を挙げる。

 1点差に迫られた4回裏には無死二塁の場面で、7番畔上が今度はセカンド左を破る安打を放ち、今日2打点目となる適時打をマーク。さらに一死後、走者を二塁に置いてこの試合9番に打順を下げた武田健吾(オリックス)が今大会初安打となる安打をレフトへ放ち、畔上が生還。その後二死一、二塁とすると、3番鈴木誠也(広島)がレフトの頭上を越える適時二塁打を放って二者が生還。この回一挙4点を加え、オランダを突き放した。

 先発した森雄大(楽天)は4回に突如制球を乱し、四球と連打で無死満塁のピンチを招くと、押し出しの四球と自らのワイルドピッチで2点を失う。なおも無死二、三塁と苦しい場面が続いたが、後続は連続三振と中飛で抑え、なんとかリードは守った。

 森は5回を投げて70球、2安打3四球6奪三振で2失点。突如乱れた4回以外は安打を1本も許さず、直球とスライダーのコンビネーションでオランダ打線を封じた。

 6回からは来年ドラフトの注目選手である仙台大学3年の熊原健人が登板。3本の安打を浴びて毎回走者こそ背負うも、2イニングで5つの三振を奪い無失点の力投。8回から登板した立命館大学3年の桜井俊貴も2回無失点で試合を締めた。

 これで侍ジャパンは3連勝。1次ラウンドは5チームによる総当たり戦で、上位3チームが勝ち抜け。ベネズエラとオランダが2連敗で、残り試合を全勝しても2勝止まりとなり、すでに3勝を挙げた日本を上回ることができないため、これで日本の3位以上が確定。2次ラウンド進出が決定した。

 明日10日は日本の試合はなし。次戦は11日、ニカラグアとの試合が日本の1次ラウンド最終戦となる。
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