ニュース 2014.11.16. 21:58

屈辱のノーノー敗戦から一夜 両リーグの首位打者が意地の大暴れ

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1-1で迎えた3回、3ランを放ったモーノー(33)を迎えるアルテューベ(27) [Getty Images]
日米野球 第4戦
○ MLBオールスターチーム 6 - 1 侍ジャパン ●
<11月16日 東京ドーム>

 MLB打線が10安打6得点と機能し、今回の日米野球初勝利。連敗を3で止めると同時に、ノーヒットノーラン継投で敗れた前夜の雪辱を果たした。

 意地を見せたのは、両リーグ屈指のバットマンだった。まずはナ・リーグ首位打者のジャスティン・モーノー(ロッキーズ)が、初回のチャンスで侍ジャパン先発・藤浪(阪神)のカットボールを見事に捕え、一塁線を破る先制タイムリー二塁打。一死二、三塁で迎えた3回の打席も、藤浪の甘く入ったスライダーを見事にライトスタンドへ運び、一人で4打点を稼ぎ出した。

 同じくア・リーグ首位打者で盗塁王のホセ・アルテューベ(アストロズ)も躍動。打席ではライト前、三遊間、右中間と広角に打ち分け3安打をマークすると、5回には二盗にも成功。7回には、6番筒香(DeNA)の強烈な当たりを華麗なグラブさばきで処理し、走・攻・守に渡る活躍で今シリーズの初勝利に貢献した。

 MLB選抜は2番に入ったプイグ(ドジャース)も二塁打2本を含む3安打。4番のロンゴリア(レイズ)も6回にダメ押しソロを放つなど、上位打線が揃って気を吐いた。

 モーノーは前夜の敗戦後、上質な侍投手陣を称えながらも「我々にもメジャー代表のプライドがある」とコメント。この日はパワーと上手さをまざまざと見せつけ、MLBオールスターとしての面目を保った。
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