日本同様、過熱するMLBのストーブリーグ。野手の目玉と言われているジャイアンツの28歳、パブロ・サンドバルの動向に関して、米メディア『CSN BAY AREA.com』は現地時間18日、「サンドバルは8000万ドルから9000万ドル（約95億円から106億円）で交渉中」と報じている。

　今シーズン世界一に輝いたサンフランシスコ・ジャイアンツの主砲であり、“カンフー・パンダ”の愛称でファンからも親しまれているサンドバル。ワールドシリーズ終了後には残留を希望するような発言も見られたが、レッドソックスが獲得に多大な興味を示しており、パドレスも獲得に名乗りを上げると言われている。ホワイトソックスとブルージェイズも興味を示しており、ここに来て争奪戦の様相を見せ始めた。

　サンドバルは現地時間17日にボストンを訪れ、レッドソックスと接触。『ESPN』によると、総額8000万ドルから9000万ドルでの5年契約を掲示されたと見られている。ジャイアンツも総額9000万ドルでの5年契約を申し入れたとされており、日本円にして約95億から106億円の間での決着が見込まれる。

　移籍に関してサンドバルの兄、マイケル・サンドバルは「（パブロが着るユニフォームは）レッドソックスかもしれないし、全く違うチームかもしれない」と明言を避けつつも、「今回の交渉は、パブロの価値を誰が一番評価してくれているかを知るとても良い機会だ」とコメントした。

　ポストシーズン通算39試合で打率.344、本塁打6、打点20を記録している新・ミスターオクトーバーの行方や、いかに。