22日、ソフトバンクの江尻慎太郎の現役引退が発表された。

　江尻は「みなさまへ」のタイトルで自身のブログを更新。「長らく沈黙してしまいまして、すいません。今日、引退の発表をさせていただきました。」とファンに引退を報告した。

　続けて「13年間、3球団を渡り歩き、たくさんの温かいファンの方々の声援に本当に励まされてきました。華々しい成績は残せませんでしたが、チームの垣根を越えて応援し続けていただき、本当にこんなに幸せな選手はいないと、思っています。」とファンへの感謝の思いを綴っている。

　また、24日に開催される球団のファン感謝イベント「福岡ソフトバンクホークス ファンフェスティバル 2014」において、引退セレモニーの実施が決定。最後に「ホークスの皆様の計らいで、24日のファンフェスティバルの中で、引退のご挨拶をさせていただけることになりましたので…　ファンフェス…　コイヨ～～！！！」と締めた。

　江尻は02年に日本ハムでプロとしてのキャリアをスタートさせ、DeNA、ソフトバンクと渡り歩き、13年間で通算277試合に登板。28勝20敗1セーブ、53ホールドをマークし、防御率4.48という成績を残した。今シーズンはファームでは守護神として活躍するも、チームが日本一となった翌日に戦力外通告。1回目のトライアウトでは打者4人を無四球無安打に打ち取る好投を見せたが、他球団から声はかからなかった。