青木宣親が所属するロイヤルズが、タイガースのトリー・ハンターをリストアップしていると現地時間28日、米スポーツサイト『isportsweb』が報じている。

　記事によると、ロイヤルズがFAとなっている青木と再契約をしない可能性を踏まえ、今季タイガースでプレーしたベテラン外野手のトリー・ハンターを正右翼手として獲得する噂があるとしている。

　一方で、青木がシーズン終盤に調子を取り戻し、特に9月は打率.379、出塁率.432の活躍を見せ、チームのプレーオフ進出に大きく貢献した点や、守備率.991、5つの捕殺を記録するなど、ロイヤルズを支えた外野守備でも存在感を示していた点を指摘。短期的にはハンター獲得によってパワー面で上積みが期待できるが、長期的に見れば青木のスピードや守備、出塁率の高さがロイヤルズには必要だとしている。

　記事は「ハンターとの交渉が現実的なものとなるかは分からないが、青木が来季またロイヤルズでプレーする可能性が高く、長期契約はないが2年から3年の契約の可能性は高い。来季以降の青木はチーム全体にとって重要な存在になる」と締めくくられており、青木のロイヤルズ残留が濃厚であると伝えている。

　29年ぶりにロイヤルズのワールドシリーズ進出に貢献した青木。年齢や獲得コストの低さから、移籍市場では密かに注目を集める存在となっている。はたして、来季どこでプレーしているのだろうか。