現地時間1日、シアトル・マリナーズが今シーズンア・リーグ本塁打王のネルソン・クルーズと4年総額5700万ドル(約67億5000万円)で合意したことを発表。MLB公式サイト『MLB.com』などが報じている。
クルーズは今シーズン40本塁打をマークしてア・リーグの本塁打王に輝いた右の強打者。移籍1年目ながらチームの主砲として159試合に出場し、打点もリーグで3番目となる108個を稼ぐなど、オリオールズの17年ぶりの地区優勝に大きく貢献した。
マリナーズは最終盤までプレーオフを争いながら、2位アスレチックスと1ゲーム差の3位に終わり、あと一歩のところでプレーオフ進出を逃した。“キング”こと絶対的エースのフェリックス・ヘルナンデスと岩隈久志の2枚看板を軸とした投手陣がリーグトップの防御率3.17を叩き出すも、それを援護する打撃陣がリーグ11位タイの634得点と振るわず。力投しながらも貧打に泣いた試合というのが少なくなかった。
わずかに届かなかったプレーオフへ向けて目の色を変えているマリナーズにとって、打線の強化は不可欠。特に、ロビンソン・カノの後ろを任せる右の強打者というのが最重要ポイントであった。クルーズはそんなマリナーズの悩みの種を消し去るのにうってつけの存在であり、それほどの存在を誰も放出することなく獲得できたというのは非常に大きい。
右の強打者獲得のためには、先発陣を支えた岩隈の放出も辞さない構えで望んでいたこのオフ。実際、レッドソックスのヨエニス・セスペデスやブレーブスのジャスティン・アップトンなど、岩隈を駒としたトレードの噂は絶えず流れていた。そんな中でのこの補強の成功によって、ようやく岩隈も落ちつける。体制を整え、イチローが在籍していた2001年以来、実に14年ぶりとなる地区制覇へ。来シーズンのマリナーズから目が離せない。
クルーズは今シーズン40本塁打をマークしてア・リーグの本塁打王に輝いた右の強打者。移籍1年目ながらチームの主砲として159試合に出場し、打点もリーグで3番目となる108個を稼ぐなど、オリオールズの17年ぶりの地区優勝に大きく貢献した。
マリナーズは最終盤までプレーオフを争いながら、2位アスレチックスと1ゲーム差の3位に終わり、あと一歩のところでプレーオフ進出を逃した。“キング”こと絶対的エースのフェリックス・ヘルナンデスと岩隈久志の2枚看板を軸とした投手陣がリーグトップの防御率3.17を叩き出すも、それを援護する打撃陣がリーグ11位タイの634得点と振るわず。力投しながらも貧打に泣いた試合というのが少なくなかった。
わずかに届かなかったプレーオフへ向けて目の色を変えているマリナーズにとって、打線の強化は不可欠。特に、ロビンソン・カノの後ろを任せる右の強打者というのが最重要ポイントであった。クルーズはそんなマリナーズの悩みの種を消し去るのにうってつけの存在であり、それほどの存在を誰も放出することなく獲得できたというのは非常に大きい。
右の強打者獲得のためには、先発陣を支えた岩隈の放出も辞さない構えで望んでいたこのオフ。実際、レッドソックスのヨエニス・セスペデスやブレーブスのジャスティン・アップトンなど、岩隈を駒としたトレードの噂は絶えず流れていた。そんな中でのこの補強の成功によって、ようやく岩隈も落ちつける。体制を整え、イチローが在籍していた2001年以来、実に14年ぶりとなる地区制覇へ。来シーズンのマリナーズから目が離せない。