現地時間3日、ヤフーのアメリカ版である『Yahoo.com』が2014年の検索数ランキングを発表。今年最も検索されたスポーツの出来事トップ10が明らかになった。

　1位はW杯準決勝での開催国ブラジルのまさかの大敗。四大スポーツ（NFL、MLB、NBA、NHL）が圧倒的な人気を誇る米国であるが、母国の健闘も相まって、W杯が大きな関心を集めたようだ。

　それに次ぐ2位には、MLBのワールドシリーズがランクイン。サンフランシスコ・ジャイアンツが5年間で3度目の世界一に輝いたトピックスに注目が集まった。シーズンはナ・リーグ西地区で2位のジャイアンツだったが、エース・バムガーナーの大活躍もあって順調にプレーオフを勝ち上がる。同じくワイルドカードから勝ち上がったロイヤルズとのワールドシリーズでも、バムガーナーが2勝1セーブ、防御率0.43と大車輪の活躍を見せ、頂点へ登り詰めた。青木宣親選手が出場していたこともあり、日本でも大きな注目を集めた。

　また、今季のMLBで最も大きなトピックスであった『ジーターの引退』は10位にランクイン。長くメジャーの顔として君臨していたジーターは、シーズン開幕前に今季限りでの引退を発表。その為、遠征先の各地でセレモニーが行われ、相手チームのファンからも熱烈な歓迎を受けるなど、終盤のヤンキースのアウェイゲームはすべてジーターの引退興行のような展開を見せていた。

　現地時間9月25日にヤンキースタジアムで行われた本拠地ラストゲームでは、劇的すぎるサヨナラ打を放ってみせるなど、最後の最後までスーパースターだったジーター。MLB通算2747試合に出場、3465安打、260本塁打、1311打点、打率.310という素晴らしい成績を残し、ヤンキース一筋23年（メジャーでは実働20年）のキャリアに幕を降ろした。

　来シーズンに向けたチーム作りがピークを迎えるMLB。来年はどのようなトピックスが世間の注目を集めるのだろうか。


■米Yahoo.comが発表した2014年に検索されたスポーツの出来事トップ10

1. サッカーワールドカップ: 地元ブラジルが準決勝でドイツに完敗
2. MLBワールドシリーズ:ジャイアンツがバムガーナーの活躍で最近5年間で3度目の世界一
3. NFLスーパーボウル: シーホークスがペイトン・マニング率いるブロンコスを粉砕
4. ソチ五輪
5. NFL選手によるドメスティックバイオレンス問題
6. 両足義足でパラリンピック金メダリストのオスカー・ピストリウス裁判
7. NASCARドライバーのトニー・スチュワートがレースで死亡事故を起こす
8. NBAレブロン・ジェイムズがクリーブランド・キャバリアーズに復帰
9. NBAクリッパーズのオーナー、ドナルド・スターリング氏、差別発言でチームを売却
10. ジーター引退