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再起にかけた鷹の18番 今季成立したトレードを振り返る

 先日、メジャーリーグで11人の選手が絡む超大型三角トレードが実現し、話題となった。今シーズン、NPBでは4件のトレードが成立したが、その中で大きな話題になったものと言えば、7月にソフトバンクとヤクルトの間で成立した2対2のトレードだろう。

 松田宣浩、吉村裕基と三塁手が相次いで負傷したソフトバンクは、内野手の層を補てんすべく、トレードを画策。高い身体能力が魅力で、複数ポジションを守れる川島慶三に白羽の矢を立てた。そこでソフトバンクが交換要員として用意したのが、新垣渚であった。今では少なくなったダイエーを知る男で、長らく鷹の18番を背負ってきた右腕の移籍は大きな驚きを持って伝えられた。

 トレードは7月22日に正式に発表。ソフトバンクは新垣に加え、2年目のアンダースロー投手・山中浩史を放出し、見返りとして川島慶三と、速球派左腕の日高亮を獲得した。

 移籍に際し、ヤフオクドームで最後の挨拶を行った新垣は、「離れるのはつらい」と正直な心境を吐露しながらも、「野球人として頑張るには、1軍で投げ続けるのが一番」と話し、「これで道が閉ざされるわけではない。両方の球団からチャンスをいただいた」と感謝の気持ちを述べた。

 新天地での再起をかけた新垣であったが、昇格後の2試合で続けて試合を作ることができず。降格が決定した8月16日の試合では、1試合で4暴投を記録。不名誉なセ・リーグタイ記録に並ぶなど、ヤクルトでも苦悩の日々は続いた。結局、登板は3試合に留まり、0勝2敗で防御率7.88という成績に終わった。

 新垣は、今月3日に契約更改を行い、700万円ダウンの2600万円でサイン。「ずっと一軍にいるのが最低条件」と来シーズンへ向けての決意を語った。来シーズンから背番号も心機一転、「66」番を背負って再出発する九州の星は輝きを取り戻すことができるだろうか。
 

【今シーズン成立したトレード】
・3月31日

ヤクルト

増渕竜義 / 投手
 ↑↓

日本ハム

今浪隆博 / 内野手

・5月2日

西武

武山真吾 / 捕手
 ↑↓

中日

※金銭

・7月22日

ヤクルト

日高亮 / 投手
川島慶三 / 内野手
 ↑↓

ソフトバンク

新垣渚 / 投手
山中浩史 / 投手

・7月30日

中日

岩崎恭平 / 内野手
 ↑↓

オリックス

三ツ俣大樹 / 内野手
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