ニュース 2014.12.27. 07:00

1年前の12月27日を答え合わせ! つば九郎「おとなのじじょう」で越年決定

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2年連続で巨人の契約更改の“大トリ”を務めた長野久義[Getty Images]
 1年前の野球界が何が行われていたかを振り返る「1年前の答え合わせ」。

 昨年の12月27日は、各球団が仕事納めを迎え、一年の総括を行った。そんな中でヤクルトでは、球団の顔とも言えるマスコットのつば九郎が、まさかの“越年”?12年オフにはFA宣言を行うなど、ストーブリーグを盛り上げる20歳はどのような形で判を押したのだろうか。2013年12月27日に起こった出来事は以下の通り。


● つば九郎、年内更改できず 「おとなのじじょう」で越年

 ヤクルトのマスコット・つば九郎の契約更改交渉が“越年”することが確定した。球団の仕事納めとなったこの日も球団事務所には姿を見せず、球団関係者によると下交渉がまとまらなかったとのこと。本人は「おとなのじじょうで『えつねん』することになりました。1がつちゅうには えみふるな けいやくしたいと おもいます」とコメントを残した。

→ 結局無事に契約を結んだのはキャンプイン後の2月17日のこと。自費キャンプに臨んでいたつば九郎は「このたび ぶじに 2014ねんど けいやくこうしん しました」と報告。年俸は20%アップの1万2000円+出来高(ヤクルト400、タフマン、蕃爽麗茶の飲み放題)でサインしたという。

 オフにはFAで獲得した成瀬善久の人的補償ならぬ“鳥”的保障としてロッテの山室晋也球団社長から熱烈なラブコールを受けるも、ヤクルト側からの回答はNO。山室社長は「世の中、チョコパイのように甘くはない」と肩を落とした。ちなみに、成瀬のFA補償は金銭で決着となった。


● 西武・伊原監督が大補強の鷹にライバル宣言

 西武は2014シーズンのチームスローガンを発表。「全力!ライオンズ 攻めも、守りも、応援も。」に決定した。オフに30億円超とも言われる大型補強を行ったソフトバンクに対し、西武はFAで涌井秀章、片岡治大の主力2人を流出。それでも、指揮官は「昔の巨人みたいに大変な補強をしたが(西武も)負けない陣容だと思っている」と自信を述べた。

→ 終わってみれば、大型補強がハマったソフトバンクは日本一に輝き、西武は5位に沈んだ。伊原監督も11年ぶりの復帰となったが、6月4日の試合後に休養を発表。そのまま辞任となった。


● 阪神・坂井オーナーが補強に手ごたえ 「来年を楽しみに」

 阪神は電鉄本社が仕事納めを迎え、坂井信也オーナーが今季を総括。「悔しいシーズンやった」と振り返った。2年連続Bクラスから2位に躍進を見せたものの、夏場の失速に加えてCSはファーストステージで敗退と、後味の悪い締めくくりとなってしまった阪神。巻き返しに向けて、主砲候補のゴメスと、固定できずに苦しんだ守護神候補に呉昇桓を獲得し、「新外国人はもちろん、今年活躍が十分じゃなかった人も新しい年を迎えて頑張ってくれるだろうし、巻き返しに期待したい」と期待を述べた。

→ 今季は新戦力の2人が予想を上回る活躍を見せ、順位は前年と同じく2位でフィニッシュするも、鬼門となっていたCSを見事に突破。日本シリーズではソフトバンクを前に屈したが、球団創設80周年を迎える15年シーズンこそ悲願の日本一へ、期待が高まる。


● “大トリ”長野 2000万増の1億8000万円で更改

 巨人の長野久義が契約更改。2000万円アップの1億8000万円でサインした。インフルエンザに感染した影響で契約更改の“大トリ”となった長野は「みなさんに迷惑をかけてすみませんでした。もともとは20日だったんですけどね」と、恐縮しきりであった。

→ 今年は24日に契約更改。2年連続で巨人の契約更改“大トリ”を務めた長野は2000万円アップの2億円でサイン。入団6年目での2億円到達は、松井秀喜に並ぶ球団3位の“スピード出世”となった。
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