ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。

　この時期によくニュースになるのが新入団選手の入寮の模様。それぞれが思い思いに自らのこだわりのものを選び、それを持ち込んでくる。大ブレイクを果たした中日の又吉克樹が持ち込んでいたのは、“夢がかなう矢”。果たして、それは一体何なのか...。2014年1月9日の出来事は以下の通り。


● 又吉「夢かなう矢」持参　狙うは新人王

　中日の新人8選手が名古屋市中川区の選手寮『昇竜館』に入寮。ドラフト2位の又吉克樹は、地元・沖縄にある普天満宮の『夢かなう矢』という破魔矢を持参した。6年間、買い続けているという縁起物で、「最初は大学に受かるようにと思って買いました。大学にも入れたし、プロという夢もかなった。次はドラゴンズで活躍できるようにしたいですね」とコメント。今年（14年）は絵馬に“新人王”と書き込み、プロでの最初の夢も実現させる。

→ 1年目から67試合に登板すると、終盤はセットアッパーとして定着。9勝1敗2セーブ、防御率2.21といきなりの大活躍を見せた。新人王争いでは広島の大瀬良大地に敗れるも、堂々の成績を残した。


● 50歳まで現役宣言！「目標は山本昌さん」

　巨人・阿部慎之助ら5選手が、自主トレ地であるグアムに入った。（13）年末にニューヨークで松井秀喜氏と対談した際に「とにかく長くやれよ」と声をかけられ、惜しまれながら辞めるという考え方を変更。「目標は山本昌さん。とにかく長く（現役を）やる」と力強く宣言した。

→ 35歳のシーズンは極度の不振。打率.248、本塁打19、打点57と低調な成績に終わってしまった。今年からファーストへコンバートし、打撃の復活を期す。ちなみに、今年もグアムでトレーニング中。


● 中畑監督のヘルニア手術成功

　DeNaの中畑清監が、徳島県内の病院で頸椎椎間板ヘルニアの手術を受けていたことが分かった。 13年シーズンから頸椎の痛みと左腕のしびれを訴えていた監督は、「キャンプでノックを浴びせて若手を鍛えたい」という思いから手術を決心。術後の経過は極めて順調とのことで、すでに病院内を歩き、「しびれも全くない」と回復をアピールした。

→ 術後1週間の入院を経て、今度は鹿児島県に飛んでの温泉リハビリを行なった中畑監督。帰郷した際には「やる気満々。はやくキャンプインしたい」と順調ぶりをアピールしていた。12年にはキャンプ開幕早々にインフルエンザで休養したこともあったが、体調の万全ぶりをアピールし、3年目のシーズンへ向かった。