ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。
海外FA権を行使してメジャー挑戦を目指していた鳥谷敬の阪神残留が決定。めぼしい補強がなかった今オフの阪神にとって、この残留が一番の補強と言っても良いくらい重要なことだろう。
鳥谷の残留で気になるのが阪神のラインナップ。ちょうど1年前、和田監督はこんな構想を打ち明けていた。2014年1月14日の出来事は以下の通り。
● V奪回の秘策は「1番・鳥谷」!? 阪神・和田監督が構想明かす
阪神の和田豊監督が西宮市内の球団事務所を訪れ、鳥谷敬を1番に置く新構想を明らかにした。「(1番の)特性はある。選球眼が良くて出塁率も高い。足も大和に匹敵するぐらいのものを持っている」と和田監督。鳥谷のトップバッターとしての適性を高く評価しており、その上で「今は全体のバランスもあるから構想の時期だけど、オープン戦で試してみたい気持ちがある」と実戦でテストする意向を示した。
→ 巨人との開幕シリーズでは鳥谷を1番に据えたオーダーで滑り出すも、西岡剛のケガにより2カード目の中日戦以降は3番に戻った。ちなみに和田監督は今年も鳥谷の1番起用の夢は諦めておらず、10日に鳴尾浜球場を訪れた際には「現時点で決めていることはない。1人だけのことじゃないし(打線の)つながりもある」としながらも、「去年は『これで行こう!』となって(実現したのは)3試合しかない。そういう気持ちはある」と再挑戦に含みを持たせた。
● 巨人・村田が自主トレで新シーズンの誓い もう一度「3割、30本、100打点」
巨人の村田修一が、沖縄県嘉手納町で行っている自主を公開。「三つそろって、もう一回クリアしたい」と2008年以来となる打率3割、30本塁打、100打点を目標に掲げた。13年は夏場から構えた時のトップの位置を下げた新フォームで、2008年以来の打率3割をクリア(.316)。14年は開幕からそのフォームで臨むつもりで「確率をもっと上げることがテーマ。開幕から安定した成績を残せれば」と精力的に振りこんだ。
→ フタを開けてみると14年は打率.256、21本塁打、68打点と目標には届かず。一転して不振に苦しんだ。今年も嘉手納で自主トレに励んでおり、今年から同世代の松坂大輔が日本球界に復帰することについて「僕らも(松坂)大輔を目標にやってきた。今、何とか世代といっぱい名前がついているけれど、“松坂世代”で盛り上げていければ」と対戦を楽しみにしている。
● 広島・尾形スカウトにクジ引き練習指令!? 地元の大物は逃さない…
広島がマツダスタジアムでスカウト会議を行い、今秋のドラフト会議の指名候補として、広陵高出身の早大・有原航平、広島工高出身の法大・石田健大ら260人をリストアップした。 13年のドラフトでは、1位指名した大瀬良大地のくじ引きを担当スカウトである田村恵氏に託す「奇策」で、見事に交渉権を獲得。この再現を狙う14年、有原と石田の両投手を担当するのは尾形佳紀スカウト。オーナーからは早くも「くじ引きの練習をしておくように」と厳命が下ったという。
→ この会議からおよそ9カ月後、迎えたドラフト会議で“予定通り”地元の大物・有原を1位指名した広島。阪神、日本ハム、DeNAとの競合の末、日本ハムが交渉権を獲得。前年からのゲンを担いで赤いパンツをはいて臨んだ尾形スカウトだったが、抽選に敗れた。
海外FA権を行使してメジャー挑戦を目指していた鳥谷敬の阪神残留が決定。めぼしい補強がなかった今オフの阪神にとって、この残留が一番の補強と言っても良いくらい重要なことだろう。
鳥谷の残留で気になるのが阪神のラインナップ。ちょうど1年前、和田監督はこんな構想を打ち明けていた。2014年1月14日の出来事は以下の通り。
● V奪回の秘策は「1番・鳥谷」!? 阪神・和田監督が構想明かす
阪神の和田豊監督が西宮市内の球団事務所を訪れ、鳥谷敬を1番に置く新構想を明らかにした。「(1番の)特性はある。選球眼が良くて出塁率も高い。足も大和に匹敵するぐらいのものを持っている」と和田監督。鳥谷のトップバッターとしての適性を高く評価しており、その上で「今は全体のバランスもあるから構想の時期だけど、オープン戦で試してみたい気持ちがある」と実戦でテストする意向を示した。
→ 巨人との開幕シリーズでは鳥谷を1番に据えたオーダーで滑り出すも、西岡剛のケガにより2カード目の中日戦以降は3番に戻った。ちなみに和田監督は今年も鳥谷の1番起用の夢は諦めておらず、10日に鳴尾浜球場を訪れた際には「現時点で決めていることはない。1人だけのことじゃないし(打線の)つながりもある」としながらも、「去年は『これで行こう!』となって(実現したのは)3試合しかない。そういう気持ちはある」と再挑戦に含みを持たせた。
● 巨人・村田が自主トレで新シーズンの誓い もう一度「3割、30本、100打点」
巨人の村田修一が、沖縄県嘉手納町で行っている自主を公開。「三つそろって、もう一回クリアしたい」と2008年以来となる打率3割、30本塁打、100打点を目標に掲げた。13年は夏場から構えた時のトップの位置を下げた新フォームで、2008年以来の打率3割をクリア(.316)。14年は開幕からそのフォームで臨むつもりで「確率をもっと上げることがテーマ。開幕から安定した成績を残せれば」と精力的に振りこんだ。
→ フタを開けてみると14年は打率.256、21本塁打、68打点と目標には届かず。一転して不振に苦しんだ。今年も嘉手納で自主トレに励んでおり、今年から同世代の松坂大輔が日本球界に復帰することについて「僕らも(松坂)大輔を目標にやってきた。今、何とか世代といっぱい名前がついているけれど、“松坂世代”で盛り上げていければ」と対戦を楽しみにしている。
● 広島・尾形スカウトにクジ引き練習指令!? 地元の大物は逃さない…
広島がマツダスタジアムでスカウト会議を行い、今秋のドラフト会議の指名候補として、広陵高出身の早大・有原航平、広島工高出身の法大・石田健大ら260人をリストアップした。 13年のドラフトでは、1位指名した大瀬良大地のくじ引きを担当スカウトである田村恵氏に託す「奇策」で、見事に交渉権を獲得。この再現を狙う14年、有原と石田の両投手を担当するのは尾形佳紀スカウト。オーナーからは早くも「くじ引きの練習をしておくように」と厳命が下ったという。
→ この会議からおよそ9カ月後、迎えたドラフト会議で“予定通り”地元の大物・有原を1位指名した広島。阪神、日本ハム、DeNAとの競合の末、日本ハムが交渉権を獲得。前年からのゲンを担いで赤いパンツをはいて臨んだ尾形スカウトだったが、抽選に敗れた。