ニュース 2015.02.05. 07:05

1年前の2月5日を答え合わせ! 虎の鉄人・鳥谷がまさかのリタイア第1号…

 ちょうど1年前、野球界ではなにが起こっていたのかを振り返っていく「1年前の答え合わせ」。

 長かったオフも終わり、ついに春の訪れを迎えたプロ野球界。徐々に離脱者も出だした昨年のこの日は、“虎の鉄人”がまさかのダウンで宜野座に衝撃が走った。ケガ知らずの男でも勝てなかった“難敵”とは…。2014年2月5日の出来事は以下の通り。

● 虎の鉄人・鳥谷がインフルでダウン…まさかのリタイア1号

 阪神の鳥谷敬が発熱による体調不良を訴え、キャンプ地から病院へ直行。検査の結果インフルエンザA型の陽性反応が出たため、そのまま宿舎で静養した。新人時代の04年9月から続ける連続試合出場は現在1322試合まで到達。これは「鉄人」と呼ばれた元広島の衣笠祥雄氏(2215試合)と元阪神金本知憲氏(1766試合)に次ぐ歴代3位の記録であるが、そんな虎の主将もインフルエンザには勝てなかった。

→ キャンプこそ躓いたものの、シーズンでは鉄人ぶりを発揮。当然のごとく144試合全てに出場を果たし、記録を1466試合にまで伸ばした。オフにはメジャー挑戦に乗り出すも、結局叶わずに阪神に残留。さらに数字を伸ばし、“鉄人・衣笠越え”を達成することはできるだろうか。

● 楽天・辛島、朝の声出しで2ケタ宣誓も星野監督のツッコミで…

 楽天の辛島航がキャンプ恒例の早朝声出しに登場。しかし、「おはようございます!6年目辛島航です!監督、コーチから期待されながらもこれといった成績を残すことなく、6年間が終わり…」と宣言の途中に星野監督から「そうだ!」との声が上がると、思わず突っ込みに動揺したのか、その後約10秒間その場で固まってしまった。10秒ほどの沈黙の後、気を取り直して「今年こそは1年間ローテを守り、絶対2ケタ勝てるように頑張っていきたいと思います」と決意を述べた。

→ 2ケタ勝利を誓った辛島だったが、昨シーズンは結局8勝どまり。援護の少なさに泣いた試合が少なくなかったとはいえ、リーグトップタイの13敗を喫してしまった。今年のキャンプの声出しでは「今年の目標は2ケタ勝つことです!2ケタ勝てなかったら野球を辞めます!」とまさかの宣言。背水の陣で7年目のシーズンに挑む。

● 松井コーチ、村田に「4番の心構え」伝授

 巨人の臨時コーチとしてキャンプに参加している松井秀喜氏が、村田修一を相手に打撃投手を務め、“4番の極意”を授けた。恒例となった打撃投手を務め、152球を投げこんだゴジラ。昨季途中から4番も務めた村田に対し、松井氏は「逆方向にもいい打球を打てる。素晴らしい」と絶賛。そして、長く背負った「巨人の4番」という立場を、松井氏は「常に何をしないといけないか意識していた。それが4番を打つ人の宿命」と振り返る。打席に立つ時の心構えを松井氏から聞いた村田は「その背中を追い掛けながらやっていければ」と決意を新たに新シーズンへと挑む。

→ 絶好調で締めた2013年シーズンを受け、大きな期待がかかった14年シーズンであったが、まさかの大不振に。打率、本塁打、打点の主要3部門で軒並み数字を落とし、悔しい1年を過ごした。今年は一塁にコンバートして打棒復活に賭ける阿部慎之助との熾烈な「4番争い」の真っ只中。移籍4年目の村田は“男”を見せることができるだろうか。
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