ルートインBCリーグの石川ミリオンスターズの新監督に就任した56歳のフリオ・フランコが、選手兼任でプレーする。今年8月で50歳を迎える山本昌（中日）を上回り、日本のプロ野球では史上最高齢選手となった。

　漫画の世界では、「あぶさん」の主人公・影浦安武が、61歳までプレーしていたが、そもそも50歳を超えてプロ野球選手は、日本の野球界ではいなかった。ついに現実世界にも「あぶさん」に近い選手が日本で誕生することになる。

　2008年に現役引退したフランコは、昨年独立リーグのフォートワース・キャッツで選手兼コーチとして6年ぶりに現役復帰。ちなみに、巨人の原辰徳監督や中日の辻発彦コーチなどが同級生にあたる。

　スポーツ界で見ていくと、9月で59歳を迎える騎手の的場文男、プロレス界では武藤敬司などが現役でプレーしている。また馬術の法華津寛、プロゴルファーの青木功などは70歳を超えても現役だ。

　競技は違うが、フランコや球界のレジェンドと言われる山本昌も、1年でも長くプレーすることを期待したい。

50代を超えても現役の主なスポーツ選手

山本昌（野球）1965年8月11日生
＊今年8月で50歳
フリオ・フランコ（野球）1958年８月23日生
武藤敬司（プロレス）1962年12月23日生
山本博（アーチェリー）1962年10月31日生
的場文男（騎手）1956年9月7日生
尾崎将司（ゴルフ）1947年1月24日生
青木功（ゴルフ）1942年8月31日生
法華津寛（馬術）1941年3月28日生