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外野争いを盛り上げるドラフト8位の“掘り出し物” 小田裕也はオリックスの秘密兵器になる?

 11日、今シーズン初の練習試合を行い、韓国・KTウィズを9-0で下したオリックス。今年から韓国リーグに正式参入する新規球団とは言え、若手たちはそれぞれの持ち味を存分に発揮。対外試合の初戦から、森脇浩司監督が就任当初から掲げている“機動力野球”を見せて勝利を掴んだという点では、19年ぶりの優勝へ向けて好スタートを切れたと言えるだろう。

 この練習試合で最も目立ったのは、ルーキーの小田裕也。同い年の巨人・小林誠司やロッテの井上晴哉から遅れること1年、日本生命からドラフト8位で指名を受けた25歳の最大の武器は“足”。172センチと野球選手としては小柄な体格ながら、50メートル6秒0の俊足と、それを活かした広い守備範囲でプロの門をこじ開けた。

 この日の試合でも、3回の先制点のシーンでその武器が如何なく発揮された。先頭で打席に入った小田が安打で出塁すると、すかさず盗塁に成功。続く打者が犠打で送り3塁へと進むと、浅い左飛も迷わず本塁へ突っ込み、先制のホームを踏んだ。

 プロ入り後最初の実戦で4打数3安打1打点。盗塁も2つ決めるというセンセーショナルな活躍も、試合後のインタビューの第一声は「最初の守備でやらかしてしまったので...」と反省から入った小田。初回にレフト後方へ飛んだ打球の目測を誤り、二塁打にしてしまったシーンを真っ先に挙げ、浮かれる様子は一切見せなかった。

 オリックスの外野は、昨年の首位打者・糸井嘉男に売り出し中の駿太、T-岡田、坂口智隆がひしめき合い、貴重な右の外野手として期待を受ける川端崇義や21U侍ジャパンに選出されたハタチの武田健吾、そして復活に賭ける鉄平や谷佳知といったベテラン勢も巻き込んだ熾烈な争いが待ち受ける。

 ただし、プロで実績を残した選手たちばかりの厳しい争いにはなることは間違いないが、守備・走塁のスペシャリストになり得るタイプが少ないのは小田にとって大きなアドバンテージとなる。“足”という一芸を武器に、付け入るスキは十分にあるだろう。

 19年ぶり悲願のVを目指すオリックスの秘密兵器へ。この後のキャンプも、熾烈な外野争いを盛り上げるドラ8ルーキーから目が離せない。

プロフィール

50 小田裕也 
・熊本県出身
経歴:九州学院高~東洋大~日本生命
生年月日:1989年11月4日(25歳)
ポジション:外野手 
投/打:右投左打
身長/体重:172センチ/75キロ
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