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「00」からの再出発…“地獄を見た男”東野峻が挑むDeNAの熾烈なローテ争い

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新天地での復活にかけた東野も... [BASEBALLKING]
 12球団で唯一のクライマックス・シリーズ(プレーオフ時代含む)に進出したことがないチームとなっているDeNA。昨年も、夏場の猛追で一時はCS圏内へ迫ったが、その勢いは長くは続かず、結局2年連続で5位に終わった。

 それでも、先発陣は久保康友、井納翔一、山口俊、ギジェルモ・モスコーソの4人で40勝とリーグ屈指の布陣を形成。さらに長年の課題だった救援陣も、抑えこそ固定はしきれなかったものの、救援防御率3.53で中日に次ぐリーグ2位の数字を叩き出すなど、投手陣の再建は着々と進行している。

 悲願のCS進出、そして17年ぶりの優勝へ。「4年目にして初めて手応えがある」と語った中畑清監督の嬉しい悩みが先発ローテーションを巡る熾烈な争いだ。

 今年も、昨年実績を残した久保、井納、山口、モスコーソの4人は健在。左が少ない点は気がかりであるが、残る枠を東野峻、柿田裕太、石田健太、三嶋一輝、三浦大輔、山崎康晃、高崎健太郎、高橋尚成らで争う様相だ。

 特に燃えているのが、オリックスを戦力外となり、トライアウトを経てDeNAに入団した東野峻。かつては巨人で開幕投手を任されるなど大きな期待を受けるも、近年は低迷。トレードで移籍したオリックスでは1年で戦力外となった。

 地獄を見た男は、今キャンプで一軍メンバー入りを果たすと、11日に行われた紅白戦では2イニングをパーフェクトに抑えるなど猛アピールを続ける。見守った中畑監督は「もっともっと、野性味のある投球ができる」と厳しいコメントを残したが、これは「こんなものではない」という期待の表れ。敢えての辛口評価でハッパをかけた。

 その他にも、ドラ1ルーキーの山崎康晃が多彩な変化球と独特なインステップ投法で注目を集め、昨年の開幕投手・三嶋一輝も8日の紅白戦で2回をパーフェクトと好印象を残しており、争いは過熱するばかり。果たして、この熾烈な争いを勝ち抜くのは一体誰か。

【当落上の男たち】
00 東野峻
高卒11年目/29歳 右投右打
→ 巨人時代の11年には開幕投手を務めるも、ここ2年でわずか1勝。新天地で復活に賭ける。

13 柿田裕太
社会人出2年目/23歳 右投右打
→ 昨年のドラ1も、ケガなどでデビューできず。2年目の今年、巻き返しに燃える。

14 石田健大
大卒1年目/22歳 左投左打
→ ドラフト2位左腕。枯渇する左の先発として期待。

17 三嶋一輝
大卒3年目/25歳 右投両打
→ 昨年は開幕投手を務めるも、わずか1勝に終わる。

18 三浦大輔
高卒24年目/42歳 右投右打
→ 序盤こそ出遅れるも、終盤はローテーションに入って5連勝を飾るなど、健在ぶりをアピール。

19 山崎康晃
大卒1年目/23歳 右投右打
→ 今年のドラ1右腕。評価は上昇中で、14日には日本ハム・大谷翔平との投げ合いも予定。

22 高崎健太郎
社会人出9年目/30歳 右投右打
→ ここ2年の低迷から脱却を狙う12年の開幕投手。

47 高橋尚成
社会人出12年目/40歳 左投左打
→ 昨年は期待されながらもまさかの0勝。登録名を高橋尚に戻し、復活を期す。
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