ニュース 2015.02.17. 17:35

デーブ監督が掲げる“超機動力野球” 年間200盗塁ってどれくらいすごい?

 最下位からの巻き返しに燃える楽天。『8人対8人の紅白戦』や、キャンプ休日の『運動会』開催など、斬新なアイディアを見せている大久保博元新監督は、今シーズンのテーマに“超機動力野球”を掲げた。

 目標とする数字は「200盗塁」。指揮官の決意は早速実戦に持ち込まれ、15日の練習試合サムスン戦では4盗塁死と躓いたが、16日のKIA戦では1試合で7つの盗塁に成功。「トライしてくれたことが大事」と滑り出しに手応えを感じた様子を見せた。

 そこでふと浮かび上がるのが、年間200盗塁とは一体どれほど難しいのか、ということ。

 現在の試合数で単純に計算すると、7試合に10盗塁のペースでいけば達成することができるこの記録。過去には18チームが記録しているが、そのうち13度は1950年代で達成されたもの。クイックモーションなど、盗塁阻止技術が発達していった70年代以降では、わずかに5チームしか達成できていない。

 最も直近にこれを達成したのが、1997年の西武。松井稼頭央が62盗塁で自身初のリーグ盗塁王に輝き、続く大友進が31盗塁、高木大成が24盗塁と1番~3番までの3人で117個の盗塁を記録した。その年、西武は3年ぶり12度目のリーグ優勝を果たしている。

 その前となると、1983年の阪急まで遡る。通算1065盗塁を記録した“世界の盗塁王”こと福本豊を擁したチームは、歴代で7度も年間200盗塁を達成。1970年代以降で200盗塁を達成したチームが5つしかないということは上述の通りだが、そのうち4つは阪急である。

 ちなみに、3年連続で200盗塁超えを果たした1972年から1974年の間、福本は106個・95個・94個の盗塁を記録。全体の半数以上か、それに迫る数を一人で稼いでいたということになる。

 楽天に話を戻すと、昨シーズンは岡島豪郎と松井稼頭央が記録した9個がチームトップという寂しい結果。チーム盗塁数64はロッテと並んでリーグ最下位で、目標の200盗塁に乗せるには昨年比で3倍以上の盗塁が必要になる。

 果たして、大久保監督の掲げる“超機動力野球”は実を結ぶのか。創設11年目の新生・イーグルスが見せる“足攻”に注目だ。

過去のシーズン200盗塁達成チーム

1997 西武 200個 / 135試合
1983 阪急 200個 / 130試合
1974 阪急 228個 / 130試合
1973 阪急 202個 / 130試合
1972 阪急 202個 / 130試合
1956 阪急 277個 / 154試合 ☆パ記録
1956 南海 238個 / 154試合
1955 南海 245個 / 143試合
1955 阪急 213個 / 142試合
1954 近鉄 223個 / 140試合
1954 南海 219個 / 140試合
1954 大阪 205個 / 130試合
1954 阪急 204個 / 140試合
1953 南海 228個 / 120試合
1952 南海 239個 / 121試合
1950 南海 225個 / 120試合
1950 松竹 223個 / 137試合 ☆セ記録
1950 巨人 212個 / 140試合
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