ニュース 2015.02.19. 12:48

オリックスの監督といえば… 最近15年の監督を振り返る

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オリックスで監督を務めた仰木彬監督(左)[Getty Images]
 昨季、08年以来のAクラス入りしたオリックスは今季、大型補強を敢行し96年以来のリーグ優勝を目指す。戦力が整いリーグ優勝を争える位置まできたが、最近15年では監督が毎年のように交代し低迷していた印象にある。そこで、最近15年の監督とシーズン成績を振り返っていきたい。

 94年から01年までの8年間、仰木彰監督が務めていたが、02年以降、毎年のように監督が変わっていく。02年から監督に就任した石毛宏典監督は同年球団では39年ぶりの最下位。翌年も開幕から低迷し、石毛監督は20試合で解任された。後任に打撃コーチのレオン・リーが監督になったが、チームを立て直すことができず2年連続最下位に終わった。特に投手陣はチーム防御率5.95と壊滅的だった。

 04年は03年まで西武の監督を務め、02年に西武をリーグ優勝に導いた伊原春樹監督が就任。監督が変更しても、投手陣を立て直すことができず同年もチーム防御率5.65で、3年連続最下位。また、この年近鉄との球団合併問題が発生するなど、オリックス・ブルーウェーブとして最後の年でもあった。

 05年オリックス・バファローズと生まれ変わったオリックスは、96年リーグ優勝に導いた仰木監督が監督に復帰。シーズン終盤までプレーオフ争いに加わるも4位。シーズン終了後仰木監督は退任し、当時GMだった中村勝広が監督に就任。中村監督は06年5位に終わり、同年に監督辞任。

 07年からテリー・コリンズ監督が就任したが、2年目の08年途中に辞任した。だが、大石大二郎が監督代行に就任すると、チームは勝ち星を重ねて行き、球団初のクライマックスシリーズ進出。ようやく光が見えてきたかのように思われたが、翌年最下位に終わり、大石監督は解任された。

 そして10年から岡田彰布が監督を務め、チームをクライマックスシリーズに導くことはできなかったが、先発で芽が出なかった平野佳寿のリリーフ転向、Tー岡田を我慢強く起用するなど現在主力となる選手たちを育てた。13年から監督に就任した森脇浩司監督は1年目こそBクラスも、2年目は優勝争いを繰り広げるなど6年ぶりにAクラス入りへと導いている。

最近15年の監督成績

00年 仰木彬 4位 64勝67敗4分
01年 仰木彬 4位 70勝64敗4分
02年 石毛宏典 6位 50勝87敗3分
03年 石毛・レオン 6位 49勝88敗4分
04年 伊原春樹 6位 49勝82敗2分
05年 仰木彬 4位 62勝70敗4分
06年 中村勝広 5位 52勝81敗3分
07年 コリンズ 6位 62勝77敗5分
08年 コリンズ・大石 2位 75勝68敗1分
09年 大石大二郎 6位 56勝86敗2分
10年 岡田彰布 5位 69勝71敗4分
11年 岡田彰布 4位 69勝68敗7分
12年 岡田・森脇 6位 57勝77敗10分
13年 森脇浩司 5位 66勝73敗5分
14年 森脇浩司 2位 80勝62敗2分

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