“Cuban phenom”（キューバの天才）と評された19歳の新星を巡り、繰り広げられた争奪戦。10球団以上が参戦したと言われるこの争いに勝利したのはレッドソックスだった。

　現地時間23日、レッドソックスがFAとなっていた19歳のキューバ人内野手ヨアン・モンカダと契約合意に至ったと発表。MLB公式サイト『MLB.com』によれば、契約額は3150万ドル（約37億4000万円）に上ると言われる。

　これは、国内のプロリーグなどでプレー経験を持たないアマチュア選手としては破格の大型契約であり、今年1月にダイヤモンドバックスと契約したキューバ人右腕ヨアン・ロペスの827万ドル（約9億8000万円）を大幅に上回るアマチュア選手史上最高額での契約となった。

　モンカダはセカンド、ショートを主戦場とする内野手で、走攻守すべてにおいて高い評価を受ける次世代のスーパースター候補として話題に。レッドソックスの他にもヤンキースやパドレス、ドジャースなどが積極的な興味を寄せていた。

ヨアン・モンカダ

→ 3150万ドル（約37億4000万円）で合意
生年月日：1995年5月27日
ポジション：内野手
投/打：右投/両打
身長/体重：188センチ / 93キロ