日本でキャンプが打ち上げに差し掛かる頃、アメリカではようやく新シーズンに向けての準備が始まる。
チームの中でひと足先に始動するのがバッテリー陣。今年でメジャー4年目、エースとして新シーズンを迎えるレンジャーズのダルビッシュ有も、現地時間21日にアリゾナでキャンプイン。25日には初のフリー打撃に登板し、30球で安打性はゼロ。バットに当てられたのはわずかに3球だけと仕上がりの良さを披露した。
これには本人も手応えを感じた様子で、「指にかかった球がしっかり行っていました」とすぐにブログで報告。交際相手であるレスリング元世界女王・山本聖子さんの妊娠も先日発表され、公私ともに充実している日本のエースへの期待は高まる一方だ。
昨シーズン、チームは新加入のプリンス・フィルダーに先発の両輪として期待されたダルビッシュ有、デレク・ホランドといった投打の軸が相次いで離脱する不運に見舞われ、まさかの地区最下位に沈んだ。
オフには目立った補強こそなかったものの、ダルビッシュとホランドが支える先発陣にブリュワーズからヨバニ・ガヤードが加わり、打線もフィルダーとエイドリアン・ベルトレという確固とした軸があるチームの評判は決して低くない。昨年の故障者たちの復活次第では、混戦のア・リーグ西地区で一気の上位進出も大いにあり得る。
メジャー挑戦から3年間で39勝。ケガとも戦いながら3年連続で2ケタ勝利をマークし、苦しむチームを支えてきたダルビッシュ。 オフには後ろに控えるリリーフ陣に藤川球児が加入。戦力的にはもちろんのこと、精神的にも好影響が見込まれ、さらなる飛躍、ひいてはタイトル獲得への期待も高まる。
メジャーリーグでは、多くの媒体が開幕前に選手の成績予想を発表している。今回は、いくつかある中からMLB公式サイト『MLB.com』で公開された人気ゲーム『ファンタジーベースボール』の参考として公開されたデータと、アメリカデータサイト『fangraphs』の“steamer”システムで弾き出されたデータを取り上げた。上記サイトで公開されたダルビッシュの今シーズンの予想成績は以下の通り。
▼『MLB.com』:15勝9敗 振242 防2.99
▼『fangraphs』:13勝9敗 振225 防3.22
これは一例ではあるが、この他のデータを見てみても、少なくとも12勝~15勝は挙げるだろうとの見解がほとんど。『MLB.com』には、ダルビッシュが年々コントロールの精度を高めていることを挙げ、「ア・リーグのサイ・ヤング賞有力候補となり得るだろう」とまで書かれている。
周囲からの見立ては高くなるばかりではあるが、日本のエースはその中でどれだけの成績を残してくれるのか。ダルビッシュ有の4年目のシーズンに大いに期待したい。
昨季成績:22試 10勝7敗 振182 防3.06
通算成績:83試 39勝25敗 振680 防3.27
☆今年達成が期待される記録
・日米通算2000投球回=あと186回1/3
・日米通算2000奪三振=あと70個
チームの中でひと足先に始動するのがバッテリー陣。今年でメジャー4年目、エースとして新シーズンを迎えるレンジャーズのダルビッシュ有も、現地時間21日にアリゾナでキャンプイン。25日には初のフリー打撃に登板し、30球で安打性はゼロ。バットに当てられたのはわずかに3球だけと仕上がりの良さを披露した。
これには本人も手応えを感じた様子で、「指にかかった球がしっかり行っていました」とすぐにブログで報告。交際相手であるレスリング元世界女王・山本聖子さんの妊娠も先日発表され、公私ともに充実している日本のエースへの期待は高まる一方だ。
昨シーズン、チームは新加入のプリンス・フィルダーに先発の両輪として期待されたダルビッシュ有、デレク・ホランドといった投打の軸が相次いで離脱する不運に見舞われ、まさかの地区最下位に沈んだ。
オフには目立った補強こそなかったものの、ダルビッシュとホランドが支える先発陣にブリュワーズからヨバニ・ガヤードが加わり、打線もフィルダーとエイドリアン・ベルトレという確固とした軸があるチームの評判は決して低くない。昨年の故障者たちの復活次第では、混戦のア・リーグ西地区で一気の上位進出も大いにあり得る。
メジャー挑戦から3年間で39勝。ケガとも戦いながら3年連続で2ケタ勝利をマークし、苦しむチームを支えてきたダルビッシュ。 オフには後ろに控えるリリーフ陣に藤川球児が加入。戦力的にはもちろんのこと、精神的にも好影響が見込まれ、さらなる飛躍、ひいてはタイトル獲得への期待も高まる。
メジャーリーグでは、多くの媒体が開幕前に選手の成績予想を発表している。今回は、いくつかある中からMLB公式サイト『MLB.com』で公開された人気ゲーム『ファンタジーベースボール』の参考として公開されたデータと、アメリカデータサイト『fangraphs』の“steamer”システムで弾き出されたデータを取り上げた。上記サイトで公開されたダルビッシュの今シーズンの予想成績は以下の通り。
▼『MLB.com』:15勝9敗 振242 防2.99
▼『fangraphs』:13勝9敗 振225 防3.22
これは一例ではあるが、この他のデータを見てみても、少なくとも12勝~15勝は挙げるだろうとの見解がほとんど。『MLB.com』には、ダルビッシュが年々コントロールの精度を高めていることを挙げ、「ア・リーグのサイ・ヤング賞有力候補となり得るだろう」とまで書かれている。
周囲からの見立ては高くなるばかりではあるが、日本のエースはその中でどれだけの成績を残してくれるのか。ダルビッシュ有の4年目のシーズンに大いに期待したい。
ダルビッシュ有
投手 メジャー4年目/29歳昨季成績:22試 10勝7敗 振182 防3.06
通算成績:83試 39勝25敗 振680 防3.27
☆今年達成が期待される記録
・日米通算2000投球回=あと186回1/3
・日米通算2000奪三振=あと70個