楽天の守護神候補であったキャム・ミコライオが、検査の結果「脱出型椎間板ヘルニア」であったことが判明。全治3ヵ月と発表されており、開幕絶望となった。
近年に限らず、外国人投手で苦しんでいる楽天。野手では13年にアンドリュー・ジョーンズ、ケーシー・マギーの両輪が日本一の立役者となったことが記憶に新しいが、「楽天の外国人投手といえば...」と考えた時にパッと思いつく名前というのがなかなかない。
昨シーズンも鳴り物入りで入団した左腕のトラビス・ブラックリーがわずか3試合の登板に終わり、守護神候補として獲得したブライアン・ファルケンボーグも、39試合に登板して20セーブをマークしたものの、コンディションの不良から起用法が制限されるなど苦しい事情の原因となっていた。
迎えた今シーズン、ファルケンボーグを放出して白羽の矢を立てたミコライオがまさかの長期離脱。またも外国人投手で頭を悩ませることになってしまった。今後の緊急補強はあるのか、はたまた新たに守護神候補に躍り出たハタチの松井裕樹が救世主となるのか。今後の楽天の動向から目が離せない。
【活躍できなかった楽天の助っ人投手たち】
● アーロン・マイエット(2005)
・来日初登板は3月27日のロッテ戦。0-19の7回から2回7失点を喫した。
・以降も低調な内容が続き、7月末に自由契約となる。
[成績]3試 0勝0敗 防20.77
● ケビン・ホッジス(2005)
・ヤクルト時代の02年には17勝で最多勝の実績も、テストを経て入団した楽天では鳴かず飛ばず。
・8月末の時点で田尾監督が「もう使うことはない」と試合後会見で事実上の戦力外通告。
[成績]18試 2勝12敗 防6.44
● マット・スクルメタ(2005)
・テスト入団も、1セーブも挙げられず解雇。
[成績]5試 1勝0敗 防6.14
● セドリック・バワーズ(2006)
・先発の柱として期待を受けるも、母親の看病のため出遅れる。
・さらに来日後も試合中に左肩を痛め、一軍登板なしで9月中に退団となった。
・野村克也監督「会ったこともない。街で会っても分からん」
[成績]一軍登板なし
● インチェ/林英傑(2006~2008)
・台湾での十分な実績をひっさげて来日も、ヒジの痛みなどに苦しみ、3年間で14試合の登板。一勝もできずに退団となった。
[成績]14試 0勝4敗 防4.57 ※3年間の通算
● ドミンゴ・グスマン(2007~2008)
・08年に抑えに転向すると、開幕戦で柴原洋(当時ソフトバンク)に逆転サヨナラ3ランを被弾。中1日で迎えた試合でも、9回二死からマウンドに上がり、1点差を守りきれずに終わった。
・先発に戻ってからは安定した投球を披露するも、援護に恵まれず。オフに退団した。
[成績]34試 4勝11敗 防4.27 ※楽天での2年間通算
● 林恩宇(2007~2009)
・ローテーションの一角として期待を受けるも、3年間でわずか8試合の登板に終わった。
[成績]8試 1勝3敗 防3.63
● フアン・モリーヨ(2010~2011途)
・クローザーとして期待を受けるも、右ヒジの炎症などによりわずか7試合の登板に留まる。
・翌年も契約するも、東日本大震災の後、家族を安心させるという理由で帰国。そのまま一身上の都合で自ら退団を申し出た。
[成績]7試 0勝0敗 防2.70
● 金炳賢(2011)
・速球派アンダースローとして大きな期待を受けるも、結局一軍登板なしで自由契約。
[成績]一軍登板なし
● ロムロ・サンチェス(2011)
・開幕から安定感に欠いた内容で、セーブやホールドを挙げることなく帰国。
[成績]15試 0勝2敗 防4.96
● ルーク・ファンミル(2014)
・身長216センチを誇り、NPB史上最長身選手として期待を受けるも、目立った活躍はできず。
[成績]7試 0勝1敗 防4.15
● トラビス・ブラックリー(2014)
・メジャー通算9勝の実績を引っさげ、年俸2億円で獲得も、わずか3試合の登板に終わる。
[成績]3試 1勝2敗 防5.54
近年に限らず、外国人投手で苦しんでいる楽天。野手では13年にアンドリュー・ジョーンズ、ケーシー・マギーの両輪が日本一の立役者となったことが記憶に新しいが、「楽天の外国人投手といえば...」と考えた時にパッと思いつく名前というのがなかなかない。
昨シーズンも鳴り物入りで入団した左腕のトラビス・ブラックリーがわずか3試合の登板に終わり、守護神候補として獲得したブライアン・ファルケンボーグも、39試合に登板して20セーブをマークしたものの、コンディションの不良から起用法が制限されるなど苦しい事情の原因となっていた。
迎えた今シーズン、ファルケンボーグを放出して白羽の矢を立てたミコライオがまさかの長期離脱。またも外国人投手で頭を悩ませることになってしまった。今後の緊急補強はあるのか、はたまた新たに守護神候補に躍り出たハタチの松井裕樹が救世主となるのか。今後の楽天の動向から目が離せない。
【活躍できなかった楽天の助っ人投手たち】
● アーロン・マイエット(2005)
・来日初登板は3月27日のロッテ戦。0-19の7回から2回7失点を喫した。
・以降も低調な内容が続き、7月末に自由契約となる。
[成績]3試 0勝0敗 防20.77
● ケビン・ホッジス(2005)
・ヤクルト時代の02年には17勝で最多勝の実績も、テストを経て入団した楽天では鳴かず飛ばず。
・8月末の時点で田尾監督が「もう使うことはない」と試合後会見で事実上の戦力外通告。
[成績]18試 2勝12敗 防6.44
● マット・スクルメタ(2005)
・テスト入団も、1セーブも挙げられず解雇。
[成績]5試 1勝0敗 防6.14
● セドリック・バワーズ(2006)
・先発の柱として期待を受けるも、母親の看病のため出遅れる。
・さらに来日後も試合中に左肩を痛め、一軍登板なしで9月中に退団となった。
・野村克也監督「会ったこともない。街で会っても分からん」
[成績]一軍登板なし
● インチェ/林英傑(2006~2008)
・台湾での十分な実績をひっさげて来日も、ヒジの痛みなどに苦しみ、3年間で14試合の登板。一勝もできずに退団となった。
[成績]14試 0勝4敗 防4.57 ※3年間の通算
● ドミンゴ・グスマン(2007~2008)
・08年に抑えに転向すると、開幕戦で柴原洋(当時ソフトバンク)に逆転サヨナラ3ランを被弾。中1日で迎えた試合でも、9回二死からマウンドに上がり、1点差を守りきれずに終わった。
・先発に戻ってからは安定した投球を披露するも、援護に恵まれず。オフに退団した。
[成績]34試 4勝11敗 防4.27 ※楽天での2年間通算
● 林恩宇(2007~2009)
・ローテーションの一角として期待を受けるも、3年間でわずか8試合の登板に終わった。
[成績]8試 1勝3敗 防3.63
● フアン・モリーヨ(2010~2011途)
・クローザーとして期待を受けるも、右ヒジの炎症などによりわずか7試合の登板に留まる。
・翌年も契約するも、東日本大震災の後、家族を安心させるという理由で帰国。そのまま一身上の都合で自ら退団を申し出た。
[成績]7試 0勝0敗 防2.70
● 金炳賢(2011)
・速球派アンダースローとして大きな期待を受けるも、結局一軍登板なしで自由契約。
[成績]一軍登板なし
● ロムロ・サンチェス(2011)
・開幕から安定感に欠いた内容で、セーブやホールドを挙げることなく帰国。
[成績]15試 0勝2敗 防4.96
● ルーク・ファンミル(2014)
・身長216センチを誇り、NPB史上最長身選手として期待を受けるも、目立った活躍はできず。
[成績]7試 0勝1敗 防4.15
● トラビス・ブラックリー(2014)
・メジャー通算9勝の実績を引っさげ、年俸2億円で獲得も、わずか3試合の登板に終わる。
[成績]3試 1勝2敗 防5.54