国際試合で大きな力を発揮するアンダースローやサイドスローの変則投手。10日に行われた欧州代表との強化試合でも2点ビハインドの8回から登板した又吉克樹(中日)が1回を無失点に抑え、逆転劇を呼び込んだ。小久保裕紀監督も又吉のピッチングについて「8回の攻撃に繋がったのは又吉のピッチング」と大絶賛した。そこで、これまで国際大会で活躍した変則投手を振り返りたい。
地上約3センチの位置でボールをリリースするアンダースローで、五輪やWBCで世界の強打者をねじ伏せた渡辺俊介が代表的。渡辺は00年のシドニー五輪、06年、09年のWBCで日本代表に選ばれている。00年のシドニー五輪は2試合に登板して、1勝1敗防御率5.06と精彩を欠いたが、06年、09年のWBCでは世界一に貢献する働きぶり。特に06年のWBCでは3試合に登板して、防御率1.98と抜群の安定感を誇った。
近年の変則投手では、牧田和久(西武)が代表に選出されるケースが多い。13年のWBCでは抑えを務め、第1ラウンドのブラジル戦で1回を無失点に抑えセーブを挙げている。その後も昨年行われた日米野球、欧州代表との強化試合でも代表に呼ばれており、代表には欠かせない存在となっている。
その他にも今回代表に選出されていないが、13年のWBC日本代表の森福允彦(ソフトバンク)、秋吉亮(ヤクルト)、比嘉幹貴(オリックス)といった変則投手たちもいる。国際大会で大きな武器となる変則投手は、今後も代表でカギを握っていきそうだ。
【変則投手の主な代表通算成績】
渡辺俊介
代表通算成績:試8 1勝1敗 防2.49
牧田和久
代表通算成績:試7 1勝0敗1S 防2.00
森福允彦
代表通算成績:試4 0勝0敗 防5.40
又吉克樹
代表通算成績:試1 1勝0敗 防0.00
地上約3センチの位置でボールをリリースするアンダースローで、五輪やWBCで世界の強打者をねじ伏せた渡辺俊介が代表的。渡辺は00年のシドニー五輪、06年、09年のWBCで日本代表に選ばれている。00年のシドニー五輪は2試合に登板して、1勝1敗防御率5.06と精彩を欠いたが、06年、09年のWBCでは世界一に貢献する働きぶり。特に06年のWBCでは3試合に登板して、防御率1.98と抜群の安定感を誇った。
近年の変則投手では、牧田和久(西武)が代表に選出されるケースが多い。13年のWBCでは抑えを務め、第1ラウンドのブラジル戦で1回を無失点に抑えセーブを挙げている。その後も昨年行われた日米野球、欧州代表との強化試合でも代表に呼ばれており、代表には欠かせない存在となっている。
その他にも今回代表に選出されていないが、13年のWBC日本代表の森福允彦(ソフトバンク)、秋吉亮(ヤクルト)、比嘉幹貴(オリックス)といった変則投手たちもいる。国際大会で大きな武器となる変則投手は、今後も代表でカギを握っていきそうだ。
【変則投手の主な代表通算成績】
渡辺俊介
代表通算成績:試8 1勝1敗 防2.49
牧田和久
代表通算成績:試7 1勝0敗1S 防2.00
森福允彦
代表通算成績:試4 0勝0敗 防5.40
又吉克樹
代表通算成績:試1 1勝0敗 防0.00