ソフトバンクの松坂大輔が18日、福岡市内の病院でインフルエンザB型と診断され、31日の開幕3戦目、オリックス戦（ヤフオクドーム）の日本復帰登板も絶望的となった。

　前日17日のロッテとのオープン戦（ヤフオクドーム）では6回を4安打3失点。立ち上がりに4連打などで3点を失ったが、四死球は1つのみ。その後は無安打無四球と安定した投球を展開し、本拠地初登板で試合を作った。

　前回10日の巨人戦（長崎）では制球が安定せずに予定の4回も投げきれず不満の残る内容だった。それだけに、ホームのマウンドで修正能力を示したのは好材料だったが、わずか24時間で暗転。次回の実戦登板は24日のウエスタン・リーグ、オリックス戦（神戸第二）に設定されていたがこれも白紙に。

　工藤公康監督は「プラス1週間くらいかかるかもしれない」と話しており、怪物の開幕ローテーション入りは事実上消えたことになる。

　チームでは吉井理人投手コーチも17日からインフルエンザで静養中。開幕を間近に控え、昨季の日本一球団の目の前に暗雲が立ちこめている。