ニュース 2015.03.23. 16:24

延長11回の死闘!一昨年・昨年の“王者対決”は浦和学院が制す

○ 浦和学院 2 - 0 龍谷大平安 ●
<3月23日 1回戦>

 秋の関東大会を制し、2年ぶり10回目の出場となった浦和学院(関東/埼玉)と近畿大会ベスト4で3年連続39回目の出場となった龍谷大平安による3日目の第3試合。一昨年のセンバツ王者と昨年のセンバツ王者が1回戦で顔を合わせるという大会屈指の好カードは、延長戦の末、浦和学院が龍谷大平安を撃破。2回戦に駒を進めた。

 浦和学院の江口奨理(3年)と龍谷大平安の高橋奎二(3年)、2人のエース左腕による息詰まる投手戦となったこの試合。毎回のように安打を浴びながらも本塁は踏ませない高橋と、 テンポよく散発3安打で進んだ江口。両者譲らぬ投げ合いは、0-0のまま今大会初の延長戦に突入する。

 試合の均衡が敗れたのは11回。浦和学院が先頭の山崎滉太(3年)の四球で無死の走者を出すと、すかさず犠打で一死二塁のチャンスを作る。三振で二死とするも、7番・荒木裕也(3年)のところでヒットエンドランを敢行。叩きつけた打球は三遊間を抜け、スタートを切っていた二塁走者が生還。処理を慌てた左翼手がボールを逸らす間に打者走者の荒木も二塁を陥れた。

 さらに浦和学院は8番・西野真也(3年)が一塁線を破る適時二塁打で畳み掛け、この回2点を先制。ついに高橋を捉えた。

 その裏、勝利が見えかけた江口も先頭打者に四球を与えるが、3番に橋本和樹(2年)を三ゴロ併殺に斬って取り、最後は4番の西川寛崇(3年)も三ゴロで死闘に終止符を打った。

 浦和学院の江口は11回を被安打3、与四死5、5奪三振で無失点。一人で127球を投げ抜いた。対する龍谷大平安の高橋も、11回147球の熱投を見せたが、最後の最後で力尽きた。
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