ニュース 2015.03.24. 18:00

県岐阜商・高橋は11K完投、近江・小川は2季連続完封!…春のセンバツ・4日目の結果

【第87回選抜高校野球大会・4日目】
<3月24日 阪神甲子園球場>

● 英明(四国/香川) 1 - 4 大曲工(東北/秋田) ○
○ 県岐阜商(東海/岐阜) 4 - 1 松商学園(北信越/長野) ●
○ 近江(近畿/滋賀) 2 - 0 九産大九州(九州/福岡) ●


[第1試合] 英明 1 - 4 大曲工
英 明|100 000 000|1
大曲工|000 002 20X|4

 秋の四国大会を制した英明と秋の東北大会準優勝の大曲工、共に初出場同士の対戦となった4日目の第1試合は、エースで4番・武田龍成(3年)の活躍で大曲工が逆転勝利を収めた。

 大曲工は1点を追う6回、一死二塁のチャンスで、1番・佐々木駿一(3年)がレフトへと弾き返し同点とすると、4番の武田にも適時打が飛び出し、2点を取って逆転。7回にも3安打で2点を追加し、試合をひっくり返す。投げては武田が初回に1点こそ失うも、その後は地区大会でも見せた粘りの投球が光り、9回を5安打5奪三振で完投。大曲工が初戦を突破し、嬉しいセンバツ初勝利を収めた。

[第2試合] 県岐阜商 4 - 1 松商学園
県岐阜商|010 300 000|4
松商学園|010 000 000|1

 2年ぶり28度目の出場の県岐阜商と24年ぶり16度目の出場の松商学園による伝統校対決は、今大会の目玉右腕・高橋純平の好投で県岐阜商が勝利した。

 1-1の同点で迎えた4回、県岐阜商は二死から連打でチャンスを作ると、9番の坂下令穏(3年)が甘く入った変化球を完璧に捉え、レフトスタンドに放り込む勝ち越し3ラン。エースに援護点をプレゼントする。

 リードをもらった高橋は、4回以降は一人の走者も許さないパーフェクトピッチングを披露。最速150キロの直球に、スライダーやカーブを織り交ぜた緩急自在の投球で相手打線を翻弄。9回を2安打、11奪三振で完投。チームに勝利をもたらした。

[第3試合] 近江 2 - 0 九産大九州
九産九州|000 000 000|0
近 江 |100 010 00X|2

 秋の近畿大会ベスト8の近江と九州大会ベスト4の九産大九州の対戦となった4日目の第3試合。近江のエース・小川良憲(3年)が快投を見せ、4安打完封で初戦を突破した。

 近江は初回、内野ゴロの間に先制点を挙げると、5回には相手の失策で得たチャンスで8番・仲矢惇平(3年)に適時打が飛び出し、欲しかった追加点をもぎ取る。

 援護を得た小川は、毎回のように走者を背負った序盤を切り抜けると、終盤はテンポよく6回、8回、9回と三者凡退で片付け、終わってみれば9回4安打完封。甲子園2季連続での完封勝利を成し遂げた。
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