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最下位予想を覆せるか 中日のポジティブ要素とは…

 阪神との開幕カード、80年以来35年ぶりに3連敗スタート。さらにレギュラーの森野将彦が29日の阪神戦で右手薬指を骨折し離脱。チームは危機的状況に陥っていたが、地元名古屋に戻り巨人戦で2連勝と息を吹き返した。

 チームに勢いが出てきた背景には、若手野手の躍動、吉見一起、浅尾拓也の復帰といったポジティブな要素が増えてきたことが挙げられる。

 特に野手は谷繁元信選手兼任監督を始め、荒木雅博、森野、和田一浩といった長年レギュラーを務めてきたベテランを脅かす若手が出てきたことは大きい。森野の骨折で2試合連続『5番・一塁』で出場した9年目の福田永将は31日の巨人戦で、本塁打を含む3安打2打点の活躍を見せている。

 ソフトバンクから戦力外を受け、中日に入団した亀沢恭平も29日の阪神戦で荒木に代わって『2番・二塁』で出場し4安打の固め打ち。1日の巨人戦では第1打席に先制タイムリーを放てば、4回の第3打席では送りバントを決めルナのタイムリーをお膳立て。打撃の調子が上がらないベテラン・荒木もうかうかしていられない状況になってきた。

 一番課題とされていた正捕手・谷繁の後継者問題も、開幕戦でスタメンマスクを被った松井雅人で落ち着きそうだ。打撃には課題があるものの、守備では投手陣を上手くリードしている。

 また、近年右肘の故障で苦しんでいた吉見一起が、1日の巨人戦で6回を2安打無失点に抑え708日ぶりに勝利投手になった。2日に登録抹消されたものの、1年間万全な状態で投げるための措置。上位進出へ吉見の活躍は不可欠なだけに春先は慎重に起用していく方針だ。

 同じく故障に悩まされていた浅尾拓也も、3試合に登板して無失点に抑えている。又吉克樹、福谷浩司といった勝ちパターンの投手がいるが、そこに浅尾が加わることになればリリーフの層も厚くなっていきそうだ。

 最下位予想が多い中日だが、若手の台頭、吉見、浅尾が復活すれば、上位争いにも顔を出しそうな勢いだ。
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