セ・リーグ首位を走るDeNA。昨日から始まった2位・巨人との首位攻防直接対決初戦を大逆転で先勝し、2.5ゲーム差に広げた。
　
　今日の試合から舞台を新潟に移して戦うセ・リーグ首位攻防。このカードでの順位の入れ替わりはなくなったとはいえ、6連勝中と勢いに乗る今のうちに目下のライバルとの差をできるだけ広げておきたいところだ。

　ただし、実は新潟という地ではあまり分がよろしくないというDeNA。

　09年の中日戦にはじまり、今年で7年連続の新潟での試合になるが、戦績は10試合で4勝6敗。中でも、巨人とはこの6年間で4度、7試合の対戦がある中で、2勝5敗と苦しい戦いを強いられている。

　それでも、9年ぶりのシーズン対巨人戦勝ち越しを成し遂げた昨年は、ラッキーボーイとなった桑原将志のサヨナラ打で新潟での連敗を3でストップ。いい思い出で終え、新シーズンを迎えている。

　勢いに乗るチームは点差が離れても諦めるムードは一切なく、昨日はセ・パ両リーグ通じて今季最大となる「4点差」をひっくり返しての逆転勝利。王者を相手にしても臆することなく自分たちの野球を繰り広げた。

　中畑DeNAが初めて首位で迎えた新潟決戦――。巨人に対する“アレルギー”はもうない。このことを、ここ数年苦しめられた新潟の舞台で証明することができるだろうか。

【近年のDeNA・新潟戦績】
・2009年
9月5日vs中日　○（2－0）
9月6日vs中日　●（4－8）

・2010年
5月8日vs巨人　●（3－4）
5月9日vs巨人　●（5－7）

・2011年
5月8日vs阪神　○（3－2）

・2012年
4月15日vs巨人　○（3－1）

・2013年
5月11日vs巨人　●（4－5）
5月12日vs巨人　●（0－1）
9月10日vs巨人　●（1－2）

・2014年
8月5日vs巨人　○（7－6）

7年間：10試合/4勝6敗