○ ジャイアンツ 3x － 2 マーリンズ ●
＜現地時間5月10日　AT＆Tパーク＞

　マーリンズのイチローは現地時間10日、敵地でのジャイアンツ戦に「3番・右翼」で先発出場。四球で出塁し、盗塁は1つ決めたものの、3打数無安打に終わった。

　クリスチャン・イェリッチの復帰後、ベンチスタートが続いていたイチロー。この日は正右翼手のジャンカルロ・スタントンが休養となり、イチローが「3番」で3試合ぶりのスタメンに名を連ねた。

　阪神やオリックスでプレーしたライアン・ボーグルソンとの対戦となったこの試合、第1打席で遊ゴロ、第2打席は三ゴロ、第3打席は一ゴロといずれも内野ゴロに倒れ、チャンスを作ることはできず。

　それでも1－1で迎えた8回、二死二、三塁と勝ち越しのチャンスで迎えたこの日の第4打席で、ジャイアンツの中継ぎ右腕セルジオ・ロモがワイルドピッチ。イチローの打席中に勝ち越し点が生まれる。

　結局、その打席は四球を選び、一塁へと歩いたイチローは、続くマルセル・オズーナの打席で今シーズン3つ目の盗塁に成功。メジャー通算490個目の盗塁を決め、500盗塁にあと10と迫った。

　一時は勝ち越したマーリンズであったが、9回に登板したスティーブ・シシェクが誤算。二死満塁から青木宣親に押し出しの四球を与えて同点とされると、続くダフィーに適時打を許してサヨナラ負けを喫した。

　この日のイチローは3打数無安打で四球1つに盗塁が1つ。スタメンを剥奪された現地時間8日の試合から3試合連続無安打となり、打率は.270に下がった。