ちょうど22年前の今日、日本のスポーツ界に起こった大きな出来事を覚えている人はいるだろうか。この日、国立競技場に詰めかけた観衆は5万9626人。人々が見守ったのは、日本のプロサッカーリーグ誕生の瞬間だ。
1993年5月15日、国立競技場で行われたヴェルディ川崎-横浜マリノスの一戦。これが「Jリーグ」の開幕戦であった。
あれから22年、5月15日の「Jリーグ開幕戦」に出場した選手のうち、今も現役としてプレーしているのは、“キング”こと三浦知良ただ一人。48歳を迎えた今シーズンも、J2のリーグ戦で7試合に出場して2つのゴールを決めるなど、健在ぶりをアピールしている。
そこで、22年前の5月15日の野球界を振り返ってみたところ、ちょうどこの日の試合に出場していた選手で、現在もなお現役を続行している選手が“3人”いることが発覚した。
まず一人目が、野球界の“レジェンド”山本昌。93年の5月15日、当時27歳の山本昌は福島で行われた対ヤクルト7回戦に先発。内容は3回4失点と振るわず、勝ち負けはつかなかったが、この年の山本昌は最終的に17勝5敗、防御率2.05で最多勝と最優秀防御率の二冠。当時はタイトルとしての表彰項目から外れていた勝率も.773でリーグトップと、実質投手三冠という大活躍だった。
さらに、球界の“レジェンド”はそれだけに留まらない。2013年の5月15日、ちょうどJリーグ開幕20周年に沸いていた日に、なんと47歳の山本昌が先発。日本ハムを相手に5回0/3を投げて4安打2失点と好投し、当時の最年長先発勝利記録を樹立した。
ちなみに、93年の時も、13年の時も中日を率いていた監督は高木守道氏であった。球界における奇妙な話のひとつである。
二人目は、現在は“監督兼捕手”として中日を率いる谷繁元信。当時22歳だった谷繁は、甲子園で行われた対阪神7回戦に「8番・キャッチャー」で先発出場。打っては二塁打を1本放ち、3打数1安打1打点。守っては先発した野村弘樹と、2番手の小桧山雅仁をリードし、阪神打線を3安打でシャットアウト。攻守で勝利に貢献した。
ちなみに、対戦した阪神で1番打者を務めていたのは、阪神の現監督である和田豊だった。
最後に三人目は、コーチ兼任で現役を続ける中嶋聡。当時24歳だった中嶋は、東京ドームで行われた日本ハム6回戦に「8番・キャッチャー」で先発出場。3打数1安打をマークするも、9回にサヨナラ負けを喫している。ちなみに、先発したのが後のメジャーリーガー・長谷川滋利で、敗戦投手となった2番手は、当時ルーキーだった金田政彦だった。
この3人のうち、現在出場選手登録をされているのは谷繁ただ一人。移動日で試合がなかった年を除くと、Jリーグが開幕した93年以降、5月15日の試合に3人のうち1人も出場しなかったという年はないが、果たしてその“記録”は守られるのか。今日の試合の隠れた見どころになりそうだ。
【93年5月15日のスタメン】
(遊)種田
(右)川又
(一)落合
(左)大豊
(中)彦野
(三)前原
(捕)中村
(投)山本昌
(中)友利
(一)高木豊
(右)ブラッグス
(二)ローズ
(左)畠山
(遊)進藤
(捕)谷繁
(投)野村
(二)福良
(右)藤井
(指)石嶺
(左)高橋
(一)トーベ
(三)飯塚
(捕)中嶋
(遊)小川
※今回は「Jリーグ開幕戦」が行われた5月15日に絞ったため選外としたが、現楽天の斎藤隆も“Jリーグ開幕”を知る現役選手である。
1993年5月15日、国立競技場で行われたヴェルディ川崎-横浜マリノスの一戦。これが「Jリーグ」の開幕戦であった。
そこで、22年前の5月15日の野球界を振り返ってみたところ、ちょうどこの日の試合に出場していた選手で、現在もなお現役を続行している選手が“3人”いることが発覚した。
まず一人目が、野球界の“レジェンド”山本昌。93年の5月15日、当時27歳の山本昌は福島で行われた対ヤクルト7回戦に先発。内容は3回4失点と振るわず、勝ち負けはつかなかったが、この年の山本昌は最終的に17勝5敗、防御率2.05で最多勝と最優秀防御率の二冠。当時はタイトルとしての表彰項目から外れていた勝率も.773でリーグトップと、実質投手三冠という大活躍だった。
さらに、球界の“レジェンド”はそれだけに留まらない。2013年の5月15日、ちょうどJリーグ開幕20周年に沸いていた日に、なんと47歳の山本昌が先発。日本ハムを相手に5回0/3を投げて4安打2失点と好投し、当時の最年長先発勝利記録を樹立した。
ちなみに、93年の時も、13年の時も中日を率いていた監督は高木守道氏であった。球界における奇妙な話のひとつである。
二人目は、現在は“監督兼捕手”として中日を率いる谷繁元信。当時22歳だった谷繁は、甲子園で行われた対阪神7回戦に「8番・キャッチャー」で先発出場。打っては二塁打を1本放ち、3打数1安打1打点。守っては先発した野村弘樹と、2番手の小桧山雅仁をリードし、阪神打線を3安打でシャットアウト。攻守で勝利に貢献した。
ちなみに、対戦した阪神で1番打者を務めていたのは、阪神の現監督である和田豊だった。
最後に三人目は、コーチ兼任で現役を続ける中嶋聡。当時24歳だった中嶋は、東京ドームで行われた日本ハム6回戦に「8番・キャッチャー」で先発出場。3打数1安打をマークするも、9回にサヨナラ負けを喫している。ちなみに、先発したのが後のメジャーリーガー・長谷川滋利で、敗戦投手となった2番手は、当時ルーキーだった金田政彦だった。
この3人のうち、現在出場選手登録をされているのは谷繁ただ一人。移動日で試合がなかった年を除くと、Jリーグが開幕した93年以降、5月15日の試合に3人のうち1人も出場しなかったという年はないが、果たしてその“記録”は守られるのか。今日の試合の隠れた見どころになりそうだ。
【93年5月15日のスタメン】
中日
(二)立浪(遊)種田
(右)川又
(一)落合
(左)大豊
(中)彦野
(三)前原
(捕)中村
(投)山本昌
横浜
(三)高橋(中)友利
(一)高木豊
(右)ブラッグス
(二)ローズ
(左)畠山
(遊)進藤
(捕)谷繁
(投)野村
オリックス
(中)柴原(二)福良
(右)藤井
(指)石嶺
(左)高橋
(一)トーベ
(三)飯塚
(捕)中嶋
(遊)小川
※今回は「Jリーグ開幕戦」が行われた5月15日に絞ったため選外としたが、現楽天の斎藤隆も“Jリーグ開幕”を知る現役選手である。