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泥沼9連敗の最下位ヤクルト 投打に精彩を欠き昨年に逆戻り? 

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9連敗中のヤクルト真中満監督©BASEBALLKING
 ヤクルトは16日の巨人戦(東京ドーム)に敗れ、泥沼の9連敗となった。

 4月は2年連続チーム防御率ワーストの投手陣が好調だった。リーグ唯一のチーム防御率1点台となる1.94を記録。不調だった打線を、投手陣が支えるという構図で勝利を重ねた。

 しかし、5月に入ると、投手陣が崩れ始める。それに伴い星を落とす試合が増え出した。特に4月はチーム先発防御率1.88だったが、5月は6.29。先発投手陣は、昨季のような状態に逆戻り。特にエース小川泰弘、石川雅規とともに先発3本柱として期待されたロッテからFAで加入した成瀬善久は、5月0勝2敗、防御率7.36。結果を残せずにいる。

 投手陣が不調ならば、野手陣が奮起したいところだが、こちらは昨季のような破壊力を見せられていない。昨季リーグ1位の667得点を誇ったが、今季はここまでリーグワーストの115得点。チーム打率もリーグ5位の.231だ。

 昨季ブレイクした山田哲人、雄平の2人の状態が今ひとつ上がらない。山田は打率.258、5本塁打13打点。昨季の同時期は、打率.301、5本塁打21打点の成績を残していたことを考えると、苦しんでいる印象だ。

 山田、雄平の状態も気になるところだがそれ以上に、バレンティンの離脱がかなり痛い。オフに左アキレス腱を手術し、キャンプにも参加しなかった。調整不足が心配されたが、4月24日に一軍復帰。だが、同日の試合途中に左足を痛め負傷交代。再び戦列を離れ、16日には左太ももの手術を受けた。

 4月は投手陣が好調で、さらに勢いをつけるために主砲・バレンティンを早期復帰させたが、結果的に裏目に出てしまった。投手陣が昨季の状況に戻り、打線が機能しない。このままでは、昨季以上に深刻な状態に陥る可能性もある。

 ただ、9連敗中ではあるが、5位の広島と0.5ゲーム差。3位の中日まで1.5ゲームの差ということを忘れてはならない。プラスに捉えれば、これだけ連敗が続いていても、5位球団とほとんど変わらないということ。投手陣、野手陣に課題は多いが、まずはこの連敗を止めて、浮上のきっかけを掴みたい。
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