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「青木かパガンか…」球宴をかけたチーム内バトルをMLB公式サイトが特集

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青木宣親が4年目で掴んだ夢舞台へのチャンス[Getty Images]
 日本同様、アメリカでも盛り上がっているオールスターゲームのファン投票。

 現地時間7月14日にシンシナティで行われる一夜限りの“夢の祭典”において、日本人として唯一ノミネートされた青木宣親が奮闘を見せている。

 先日発表された中間集計で、青木は44万1407票を集めて堂々の4位にランクイン。上位3人が切符を掴む投票で、好位置につけた。

 連日盛り上がりを見せる争いを煽るように、MLB公式サイト『MLB.com』では、こんな特集が組まれた。

 「青木か、それともパガンか…シンシナティに進むのはどっち?」と題されたこの特集では、中間発表で4位につけた青木と5位につけたアンヘル・パガンによるチームメイト同士の争いに注目する。

 この記事の筆者であるライル・スペンサー氏は、「ここの選択は、僅差ではあるがアオキだろう。理由はトップバッターとしてのはたらきぶりだ」と説明。「アオキは攻守だけでなく、クラブハウスにも良い影響をもたらす存在であり、この冬のもっとも賢い買い物のひとつであった」と絶賛する。

 ここで、青木とパガンの今シーズンの成績を比較してみよう。

● 青木宣親
打率.309 出塁率.382 長打率.397 OPS.779
本2 点15 安60 盗11 振14

● アンヘル・パガン
打率.305 出塁率.330 長打率.379 OPS.709
本0 点11 安58 盗4 振29

 青木はこのところの3戦連続無安打で数字を落としたが、それでも各部門でパガンを上回る成績を残していることが分かる。

 さらに、守備面でも「外野ならどこでも守ることができる」点をスペンサー氏は評価。ジャイアンツではほとんどがレフトでの出番となっているが、ロイヤルズ時代にはライトのレギュラーとして君臨し、ポストシーズンでも幾多の好守を見せていたことを挙げる。

 ただし、青木が戦うべきはチームメイトのパガンではなく、上位につける3人であることを忘れてはならない。以下が、ナショナルリーグの外野手部門の中間集計の結果だ。

1位:111万6582票 ブライス・ハーパー(ナショナルズ)
2位: 98万9008票 マット・ホリデイ(カージナルス)
3位: 74万6926票 ジャンカルロ・スタントン(マーリンズ)
4位: 44万1407票 青木宣親(ジャイアンツ)
5位: 41万3843票 アンヘル・パガン(ジャイアンツ)

 4位・青木と5位・パガンの差は3万票ほどしかないのに対し、3位・スタントンと4位・青木の間には30万票以上の差が開いている。

 覚醒した“天才”ブライス・ハーパーと、オールスター6度の出場を誇るカージナルスのマット・ホリデイがさらに突き抜けている現状から考えると、昨オフに13年総額380億円超と言われる超大型契約を結んだスタントンとの一騎打ちと考えるのが現実的であろう。

 青木は、中間集計が発表された際、「自分の中ではレギュラー争いの中にいると思っているので、『まさか』だった」と語りつつも、「そうそうたる顔ぶれなので、なんとか入っていけたら」と意欲を見せ、そんな青木を支える佐知夫人も、自身のブログにて「手の届きそうなところにあるのに、やらなかった後悔はしたくないので、友人に協力をお願いしたり、出来ることをしよう!としています。引き続き、皆さんのご協力をよろしくお願いします」と協力を呼びかける。

 投票はMLBオールスターゲームの公式サイトより、日本からでも投票が可能。1人につき35回まで投票ができる。

 差は大きく、相手も強敵ではあるが、まだまだ逆転も夢ではない。日本人野手として5年ぶりのオールスター戦出場へ――。唯一ノミネート選手に選ばれたサムライへエールを送ることができるのは、現地時間7月2日の23時59分まで。
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