交流戦も終了し、週末からは再びリーグ戦が再開される。
今シーズンも森友哉(西武)や松井裕樹(楽天)、4月の月間MVPを受賞した高木勇人(巨人)など、フレッシュな若手が台頭。一方で、三浦大輔(DeNA)や井端弘和(巨人)、古巣で躍動する黒田博樹や新井貴浩(ともに広島)など、ベテランたちの健在ぶりも光った。
ここでは上記の注目選手以外にスポットを当て、渋い働きを見せたベテラン選手たちを取り上げてみたい。
まずは、全体的にベテランの活躍が光った楽天勢。10月で40歳になる松井稼頭央は、不安視されていた外野守備も無難にこなし、ここまで打率.260、出塁率.333と、得点力に苦しむチームの中で存在感を放っている。5月27日の阪神戦ではNPB通算350盗塁をマーク。さらに、翌28日にも史上40人目となる1000得点を記録し、日本球界での2000本安打にも、残り24本に迫っている。
このところ2番に入る牧田明久も打撃好調。交流戦期間は12球団中7位となる.380の高打率をマークし、チームの勝ち越しに貢献。攻撃的な2番打者として、交流戦を4試合連続安打で締め括った。
セカンドの藤田一也は交流戦打率.309、通算でも.297と安定感抜群。このところ中軸を任されている後藤光尊も、打率こそ低いが打点はチーム2位の26点を叩き出し、ショートの守備でも軽快な動きを披露している。
序盤戦、一番のサプライズだったのがソフトバンクの捕手・高谷裕亮だ。今年は細川亨、鶴岡慎也の負傷もあり出番が激増。打率は.158と低いが、勝負強い打撃で12打点をマーク。守りはやや安定感に欠けるが、意外性のある打撃と持ち前の統率力で、チームの窮地を救う働きを続けている。
投手陣では、二刀流“じゃない方”の大谷(智久/ロッテ)が、中継ぎエースとして昨年から好調をキープ。ロッテは5月以降、救援陣の脆弱さを露呈したが、西野勇士に繋ぐ最後の砦として大谷が奮投。すでにチームトップの28試合に登板しており、自己最多(49試合)を更新するペースで投げ続けている。
ヤクルトの新垣渚は、6連戦が続いた交流戦で先発ローテーションに組み込まれ、最終登板となった6月10日のオリックス戦で今季2勝目を挙げた。今後の起用法は流動的だが、ここまで8試合に先発し、2勝4敗、防御率4.43。ローテの穴埋め役として及第点の成績を残している。
その他では、“恐怖の9番”として、交流戦で2カード連続のバックスクリーン弾を放った藤井淳志(中日)。打線全体が低調な中、打率.256、8本塁打、33打点と気を吐く福留孝介(阪神)の活躍も光った。6月に入ると和田一浩(中日)が2000安打を達成し、トレード移籍した矢野謙次(日本ハム)は、加入直後の3連戦で2度も本拠地のお立ち台に立った。
多くのチームが60試合以上を消化し、早くも折り返し地点を迎える今シーズン。彼らベテラン戦士の経験がより必要となる後半戦で、山本昌(中日)や松坂大輔(ソフトバンク)など、未だ一軍出場のない選手たちの逆襲にも期待したい。
今シーズンも森友哉(西武)や松井裕樹(楽天)、4月の月間MVPを受賞した高木勇人(巨人)など、フレッシュな若手が台頭。一方で、三浦大輔(DeNA)や井端弘和(巨人)、古巣で躍動する黒田博樹や新井貴浩(ともに広島)など、ベテランたちの健在ぶりも光った。
ここでは上記の注目選手以外にスポットを当て、渋い働きを見せたベテラン選手たちを取り上げてみたい。
まずは、全体的にベテランの活躍が光った楽天勢。10月で40歳になる松井稼頭央は、不安視されていた外野守備も無難にこなし、ここまで打率.260、出塁率.333と、得点力に苦しむチームの中で存在感を放っている。5月27日の阪神戦ではNPB通算350盗塁をマーク。さらに、翌28日にも史上40人目となる1000得点を記録し、日本球界での2000本安打にも、残り24本に迫っている。
このところ2番に入る牧田明久も打撃好調。交流戦期間は12球団中7位となる.380の高打率をマークし、チームの勝ち越しに貢献。攻撃的な2番打者として、交流戦を4試合連続安打で締め括った。
セカンドの藤田一也は交流戦打率.309、通算でも.297と安定感抜群。このところ中軸を任されている後藤光尊も、打率こそ低いが打点はチーム2位の26点を叩き出し、ショートの守備でも軽快な動きを披露している。
序盤戦、一番のサプライズだったのがソフトバンクの捕手・高谷裕亮だ。今年は細川亨、鶴岡慎也の負傷もあり出番が激増。打率は.158と低いが、勝負強い打撃で12打点をマーク。守りはやや安定感に欠けるが、意外性のある打撃と持ち前の統率力で、チームの窮地を救う働きを続けている。
投手陣では、二刀流“じゃない方”の大谷(智久/ロッテ)が、中継ぎエースとして昨年から好調をキープ。ロッテは5月以降、救援陣の脆弱さを露呈したが、西野勇士に繋ぐ最後の砦として大谷が奮投。すでにチームトップの28試合に登板しており、自己最多(49試合)を更新するペースで投げ続けている。
ヤクルトの新垣渚は、6連戦が続いた交流戦で先発ローテーションに組み込まれ、最終登板となった6月10日のオリックス戦で今季2勝目を挙げた。今後の起用法は流動的だが、ここまで8試合に先発し、2勝4敗、防御率4.43。ローテの穴埋め役として及第点の成績を残している。
その他では、“恐怖の9番”として、交流戦で2カード連続のバックスクリーン弾を放った藤井淳志(中日)。打線全体が低調な中、打率.256、8本塁打、33打点と気を吐く福留孝介(阪神)の活躍も光った。6月に入ると和田一浩(中日)が2000安打を達成し、トレード移籍した矢野謙次(日本ハム)は、加入直後の3連戦で2度も本拠地のお立ち台に立った。
多くのチームが60試合以上を消化し、早くも折り返し地点を迎える今シーズン。彼らベテラン戦士の経験がより必要となる後半戦で、山本昌(中日)や松坂大輔(ソフトバンク)など、未だ一軍出場のない選手たちの逆襲にも期待したい。