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逆転負けリーグワーストの中日 上位進出のカギは…

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最下位に沈む中日の谷繁元信監督兼任選手 [Getty Images]
 最下位の中日は前半戦が終了した時点で、当時首位だった巨人と3.5ゲーム差。借金7を抱えながらも、十分に優勝を狙える位置にいた。しかし、後半戦に入って、20日の広島戦に勝利したものの、翌21日から6連敗中。首位と8ゲーム差まで開き、借金も今季ワーストの13に膨れ上がった。混セといわれながら、唯一取り残されている。

 今季の中日は3、4月こそ勝率5割で終えたものの、5月以降は全ての月で負け越している。その中でも、逆転負けの数は、リーグワーストの26。勝っていても、リリーフ陣がリードを守れず逆転されるケースがかなりある。

 21日の広島戦では、1点リードの7回に田島慎二が登板するも、田中広輔に同点タイムリーを浴び、続く8回には会沢翼に勝ち越しタイムリーを打たれるなど、3点を失い逆転負け。29日の阪神戦では、同点の9回に3番手の又吉克樹が江越大賀に勝ち越しタイムリーを許し、敗れた。

 中日が強かった頃は、勝ちパターンの投手が確立されており、3点差以内の試合であれば、ほぼ勝利してきた。しかし、今季は又吉、福谷浩司の不調に加え、守護神の岩瀬仁紀が故障で一軍に登板できていない。そういったこともあり、勝てる試合を何度も落としている。

 勝ちパターンで投げることの多い又吉、田島、福谷の3人だが、1イニングだけでなく、イニングを跨ぐこともかなりある。毎試合のように2イニング近く投げることになれば、シーズン終盤にバテることが考えられる。この3人以外にも岡田俊哉、高橋聡文、祖父江大輔なども上手く使っていくことも今後必要になってくるだろう。

 ちなみにリーグ二連覇した10、11年は浅尾拓也、岩瀬の『勝利の方程式』に加え、高橋聡、河原純一、鈴木義広、小林正人なども抜群の安定感を見せていたこともあり、10年と11年はリーグ最少の逆転負けの数だった。

 中日はリリーフ陣だけでなく、野手陣の高齢化、先発陣の不振など課題が多い。ただ打線に関していえば、リーグ最低打率でも優勝した経験を持つ。中日は守り勝つ野球が武器とするチーム。上位進出するためにも、勝ちに直結するリリーフ陣の奮起が求められる。
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