● ツインズ　1 － 4　マリナーズ ○
＜現地時間8月2日　ターゲット・フィールド＞

　マリナーズの岩隈久志は現地時間2日（日本時間3日）、敵地でのツインズ戦に先発登板。メジャー初完封まであと2人というところで一発を浴び、9回途中で降板となった。1失点の好投も白星はつかなかったが、チームは延長戦の末に勝利を収めている。

　この日がメジャー通算100試合目のマウンドとなった岩隈。2012年のデビューから無傷の5連勝中と得意とするツインズを相手に、この試合でも好相性ぶりを発揮する。

　3回以外は一人の走者も許さぬ快投で9回までスコアボードに「0」の文字を並べていくと、両チーム無得点のまま試合は9回へ。

　迎えた9回表、マリナーズは主砲クルーズの29号ソロで均衡を破り、ついに岩隈に援護点が入る。しかしその裏、先頭を斬って取り、メジャー初完封も見えてきたところで岩隈が捕まる。

　一死から1番のドジャーに投じた2球目のスライダーが甘くなると、ドジャーはそれを見逃すことなくフルスイング。打球は左中間スタンド2階まで飛び込み、同点の一発となった。

　岩隈は二死後、マウアーに安打を浴びたところで降板。8回2/3を投げて被安打3、四球が1つ、8奪三振と好投したものの、痛恨の一発により白星は逃した。

　それでも、チームは延長11回表に3点を勝ち越して勝利。リリーフのロドニーに4勝目がついた。岩隈は勝ち負けつかずで2勝2敗のまま。防御率は4.47となった。

　メジャーデビュー後、ツインズ戦では初めての白星を逃す結果となったものの、それでも6戦5勝。デビュー以来6試合・42回と1/3を投げて自責点はこの日の1点のみ。対戦防御率は0.21とツインズキラーぶりを今年も発揮した。