マイルズ・マイコラス。今年、レンジャーズから新たに加入した26歳の右腕が、優勝を争う後半戦に来てセ3連覇チームを引っ張っているとは誰が想像していただろうか。
オープン戦では5試合に登板して0勝4敗、防御率は4.24。開幕してからも5試合連続で未勝利と苦しみ、性格面でも難しさを見せていた男が、大きな変わり身を見せたのは5月の終わりのこと。
5月28日の西武戦で8回10奪三振無失点と好投し、ようやく来日初勝利を挙げると、そこから12試合の登板で10勝1敗と見違えるような勢いで白星を積み重ねた。
その間、実に完投が4つに完封は2つ。6月は月間MVPを受賞し、現在は来日1年目の助っ人としては最長の8連勝を記録。今やエース級の働きで首位を追うチームを牽引している。
8月18日の阪神との上位対決も、わずか95球で9回を投げきる省エネ投球で、首位のチームを相手に9回1安打1失点完投勝利。巨人の新外国人としては最長記録となる8連勝をマークし、2ケタ10勝目に到達。阪神の藤浪晋太郎と並ぶハーラートップタイに踊り出た。
さらに、防御率は1.83まで下がり、チームメイトの菅野智之が記録している1.86を上回ってリーグトップに。さらに勝率でも.769でリーグトップと、現時点で投手三冠の状態。助っ人外国人投手の投手三冠というと、球団のレジェンドであるスタルヒンと、02年のパウエル(近鉄)しか成し遂げたことのない快挙である。
また、来日1年目の2ケタ勝利達成は、球団ではガリクソン、ガルベスに続いて史上3人目のこと。連勝記録と同様、巨人軍の歴史に新たな名を刻んだ。
飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち進むマイコラスが、V9以来となるリーグ4連覇の大きなカギを握る。
・出身:アメリカ
・身長/体重:196センチ/100キロ
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
<今季成績>
17試 10勝3敗 奪三93 防御率1.83
☆勝利数 1位
☆防御率 1位
☆勝率(.769) 1位
☆奪三振数(93個) 9位タイ
☆完封(2回) 2位タイ
【過去の助っ人・投手三冠達成者】
● スタルヒン(巨人/38年秋)
☆19勝 ☆勝率.905 ☆奪三振105個 ☆防御率1.05 ☆完封7回(※投手五冠!)
● パウエル(近鉄/02年)
☆17勝 ☆勝率.630 ☆奪三振182個
オープン戦では5試合に登板して0勝4敗、防御率は4.24。開幕してからも5試合連続で未勝利と苦しみ、性格面でも難しさを見せていた男が、大きな変わり身を見せたのは5月の終わりのこと。
5月28日の西武戦で8回10奪三振無失点と好投し、ようやく来日初勝利を挙げると、そこから12試合の登板で10勝1敗と見違えるような勢いで白星を積み重ねた。
その間、実に完投が4つに完封は2つ。6月は月間MVPを受賞し、現在は来日1年目の助っ人としては最長の8連勝を記録。今やエース級の働きで首位を追うチームを牽引している。
8月18日の阪神との上位対決も、わずか95球で9回を投げきる省エネ投球で、首位のチームを相手に9回1安打1失点完投勝利。巨人の新外国人としては最長記録となる8連勝をマークし、2ケタ10勝目に到達。阪神の藤浪晋太郎と並ぶハーラートップタイに踊り出た。
さらに、防御率は1.83まで下がり、チームメイトの菅野智之が記録している1.86を上回ってリーグトップに。さらに勝率でも.769でリーグトップと、現時点で投手三冠の状態。助っ人外国人投手の投手三冠というと、球団のレジェンドであるスタルヒンと、02年のパウエル(近鉄)しか成し遂げたことのない快挙である。
また、来日1年目の2ケタ勝利達成は、球団ではガリクソン、ガルベスに続いて史上3人目のこと。連勝記録と同様、巨人軍の歴史に新たな名を刻んだ。
飛ぶ鳥を落とす勢いで勝ち進むマイコラスが、V9以来となるリーグ4連覇の大きなカギを握る。
マイルズ・マイコラス
・生年月日:1988年8月23日(26歳)・出身:アメリカ
・身長/体重:196センチ/100キロ
・ポジション:投手
・投/打:右投/右打
<今季成績>
17試 10勝3敗 奪三93 防御率1.83
☆勝利数 1位
☆防御率 1位
☆勝率(.769) 1位
☆奪三振数(93個) 9位タイ
☆完封(2回) 2位タイ
【過去の助っ人・投手三冠達成者】
● スタルヒン(巨人/38年秋)
☆19勝 ☆勝率.905 ☆奪三振105個 ☆防御率1.05 ☆完封7回(※投手五冠!)
● パウエル(近鉄/02年)
☆17勝 ☆勝率.630 ☆奪三振182個