18日のパ・リーグで、珍事が起きた。

　敗れたロッテ、楽天、オリックスの3チームはいずれも1点も取れずに完封負け。同じ日に同リーグ内の3試合全てが完封試合となる珍しい1日となった。

　このようなケースは、過去にどれほどあったのか。直近5年間で18日のパ・リーグのように同日に同リーグの3試合すべてが完封試合となったケースを調査した。

　統一球時代の2011年と2012年は、セ・リーグでこのケースが多く見られた。2012年4月29日に阪神、DeNA、ヤクルトが完封負けに終わると、そのまたすぐ2日後の5月1日にも広島、ヤクルト、阪神が得点を奪えずに敗戦。阪神は4月29日と5月1日の2試合とも完封負けを食らったという格好になった。

　一方のパ・リーグでは、DH制を採用していることからかこのケースはかなり稀。最近5年間では2011年の10月8日に1度あっただけで、昨日が4年ぶりのことであった。

同リーグ内で3試合すべてが完封試合となったケース（※2011年以降）

・2011年10月8日
日本ハム　1 － 0　西武
楽天　8 － 0　ロッテ
ソフトバンク　5 － 0　オリックス

・2012年4月6日
DeNA　0 － 2　広島
中日　1 － 0　ヤクルト
阪神　3 － 0　巨人

・2012年4月29日
巨人　2 － 0　阪神
中日　3 － 0　DeNA
広島　3 － 0　ヤクルト

・2012年5月1日
巨人　5 － 0　広島
DeNA　0 － 7　ヤクルト
中日　1 － 0　阪神

・2013年8月6日
DeNA　0 － 6　巨人
中日　0 － 1　ヤクルト
広島　1 － 0　阪神

・2015年8月18日
西武　1 － 0　楽天
ロッテ　0 － 6　日本ハム
オリックス　0 － 1　ソフトバンク