○ DeNA 6 － 3 広島 ●
＜20回戦・横浜＞

　先発の福井が崩れ、広島の連勝は4でストップ。これで今季のDeNA戦は7勝13敗となり、残り5戦を待たずして負け越しが決定した。

　自身3連勝中だった福井がこの日は誤算だった。0－0の3回、9番三嶋のヒットを口火に一死満塁のピンチを招くと、4番筒香に高目に浮いたフォークを完璧に叩かれ、一気に4点を失った。

　4回に打線が2点を返したが、福井は2－4の5回にも、5番ロペスに痛恨の2ランを打たれ5回6失点で降板。キャリア初の10勝目を狙った右腕だが、手痛い2発に沈み今季4敗目（9勝）を喫した。

　打線は4回、失点直後に2点を奪い返したが、続く一死一、二塁の好機で8番会沢が併殺打。2点を追う5回も無死一、二塁の好機を作ったが、頼みの上位陣が揃って凡退した。9回に5番松山の6号ソロが飛び出すも、時すでに遅し。6回以降は2安打に封じられ、反撃ムードすら作れなかった。

　広島はこれで今季のDeNA戦の負け越しが決定。阪神と巨人には勝ち越し、ヤクルトとも五分の戦いを演じる一方で、5位に低迷する中日にも、ここまで6勝12敗と大きく負け越している。3年連続のCS進出を目指すためにも、明日以降の戦いで意地を見せたい。