いま、日本のプロ野球で最も熱い選手と言えば、ヤクルトの23歳・山田哲人。その大活躍は連日報道されており、三冠王に盗塁王を加えた史上初の“四冠王”誕生へ、日に日に期待が高まっている。
打率・本塁打・打点の主要3部門すべてで頂点を極めること、それが三冠王の条件。日本では過去に7人がこの偉業を達成し、最強打者の称号を手にしている。
そんな歴史的な偉業へ向けての機運が高まっているのは、日本だけではない。実は海の向こうアメリカも、三冠王誕生への期待で盛り上がりを見せている。
まずは、ナショナルズに所属するブライス・ハーパー。19歳にしてメジャーデビューを果たし、いきなり22本塁打をかっ飛ばした“天才”は、数年間の苦悩を経て開花。打率.334と31本塁打の2部門でリーグトップに立つ。
ハーパーに立ちはだかる壁は打点。現在リーグ8位の78打点は、トップと16差。射程圏とは言い難い差はついているものの、ツボにはまったら手が付けられなくなる爆発力を持つ男であり、絶望的な差とも言い切れない。
そして、その打点部門でトップに立つのが、ダイヤモンドバックスの27歳、ポール・ゴールドシュミット。実はこの選手にも三冠の可能性がある。
打点94でリーグトップにつけ、打率は.329でリーグ3位。本塁打も25本でリーグ6位とすべてで好位置につけている。日本ではハーパーほどの知名度はないものの、2013年には本塁打と打点の二冠に輝いた経験も持つ。
メジャーリーグの三冠王といえば、2012年にタイガースのミゲル・カブレラが達成しているものの、ナショナルリーグではなんと1937年のジョー・メドウィック(カージナルス)が最後。77年もの間、三冠王が誕生していないのだ。
リーグ78年ぶりの三冠王誕生はなるか。残り40試合弱の今シーズン、これからプレーオフ争いが過熱してくるメジャーの中で、ハーパーとゴールドシュミットによる個人のバトルにも注目だ。
ちなみに、ア・リーグでもマリナーズのネルソン・クルーズが39本塁打でトップに立ち、打率.317はリーグ3位につけている。ただし、打点82はリーグ6位も、トップを行くドナルドソンは102点で20の差。少し厳しい見方が多くなっている。
史上初めての日米同時“三冠王”誕生へ…。山田哲人と、この3人の戦いから目が離せない。
・打率
1位 .338 川端慎吾(ヤ)
2位 .327 山田哲人(ヤ)
・本塁打
1位 32本 山田哲人(ヤ)
2位 22本 畠山和洋(ヤ)
・打点
1位 85点 畠山和洋(ヤ)
2位 81点 山田哲人(ヤ)
<MLB/ナ>
・打率
1位 .334 ハーパー(ナショナルズ)
2位 .332 ゴードン(マーリンズ)
3位 .329 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
・本塁打
1位 31本 ハーパー(ナショナルズ)
~
6位 25本 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
・打点
1位 94点 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
~
8位 76点 ハーパー(ナショナルズ)
<MLB/ア>
・打率
1位 .324 キプニス(インディアンス)
~
3位 .317 クルーズ(マリナーズ)
・本塁打
1位 39本 クルーズ(マリナーズ)
2位 35本 デービス(オリオールズ)
2位 35本 ドナルドソン(ブルージェイズ)
・打点
1位 102点 ドナルドソン(ブルージェイズ)
~
6位 82点 クルーズ(マリナーズ)
打率・本塁打・打点の主要3部門すべてで頂点を極めること、それが三冠王の条件。日本では過去に7人がこの偉業を達成し、最強打者の称号を手にしている。
そんな歴史的な偉業へ向けての機運が高まっているのは、日本だけではない。実は海の向こうアメリカも、三冠王誕生への期待で盛り上がりを見せている。
まずは、ナショナルズに所属するブライス・ハーパー。19歳にしてメジャーデビューを果たし、いきなり22本塁打をかっ飛ばした“天才”は、数年間の苦悩を経て開花。打率.334と31本塁打の2部門でリーグトップに立つ。
ハーパーに立ちはだかる壁は打点。現在リーグ8位の78打点は、トップと16差。射程圏とは言い難い差はついているものの、ツボにはまったら手が付けられなくなる爆発力を持つ男であり、絶望的な差とも言い切れない。
そして、その打点部門でトップに立つのが、ダイヤモンドバックスの27歳、ポール・ゴールドシュミット。実はこの選手にも三冠の可能性がある。
打点94でリーグトップにつけ、打率は.329でリーグ3位。本塁打も25本でリーグ6位とすべてで好位置につけている。日本ではハーパーほどの知名度はないものの、2013年には本塁打と打点の二冠に輝いた経験も持つ。
メジャーリーグの三冠王といえば、2012年にタイガースのミゲル・カブレラが達成しているものの、ナショナルリーグではなんと1937年のジョー・メドウィック(カージナルス)が最後。77年もの間、三冠王が誕生していないのだ。
リーグ78年ぶりの三冠王誕生はなるか。残り40試合弱の今シーズン、これからプレーオフ争いが過熱してくるメジャーの中で、ハーパーとゴールドシュミットによる個人のバトルにも注目だ。
ちなみに、ア・リーグでもマリナーズのネルソン・クルーズが39本塁打でトップに立ち、打率.317はリーグ3位につけている。ただし、打点82はリーグ6位も、トップを行くドナルドソンは102点で20の差。少し厳しい見方が多くなっている。
史上初めての日米同時“三冠王”誕生へ…。山田哲人と、この3人の戦いから目が離せない。
日米・三冠王争い
<NPB/セ>・打率
1位 .338 川端慎吾(ヤ)
2位 .327 山田哲人(ヤ)
・本塁打
1位 32本 山田哲人(ヤ)
2位 22本 畠山和洋(ヤ)
・打点
1位 85点 畠山和洋(ヤ)
2位 81点 山田哲人(ヤ)
<MLB/ナ>
・打率
1位 .334 ハーパー(ナショナルズ)
2位 .332 ゴードン(マーリンズ)
3位 .329 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
・本塁打
1位 31本 ハーパー(ナショナルズ)
~
6位 25本 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
・打点
1位 94点 ゴールドシュミット(ダイヤモンドバックス)
~
8位 76点 ハーパー(ナショナルズ)
<MLB/ア>
・打率
1位 .324 キプニス(インディアンス)
~
3位 .317 クルーズ(マリナーズ)
・本塁打
1位 39本 クルーズ(マリナーズ)
2位 35本 デービス(オリオールズ)
2位 35本 ドナルドソン(ブルージェイズ)
・打点
1位 102点 ドナルドソン(ブルージェイズ)
~
6位 82点 クルーズ(マリナーズ)