○ エンゼルス 3 － 2 マリナーズ ●
＜現地時間9月27日　エンゼル・スタジアム＞

　マリナーズの岩隈久志が現地時間27日（日本時間28日）、敵地でのエンゼルス戦に先発登板。8回途中3失点と粘投したが、この日は打線の援護に恵まれず5敗目（9勝）を喫した。チームも接戦を落とし5連敗となった。

　岩隈は初回からテンポの良い投球で3回まで無失点ピッチングを続けたが、打線が1点を先制した直後の4回裏、一死二塁から5番マーフィーにセンター前へのタイムリーを打たれ同点に追いつかれた。5回には先頭のフリースにライトへの勝ち越し弾を浴び1－2。それでも6回、7回は無失点で切り抜け打線の援護を待った。

　マリナーズは8回表、代打のトランボが13号ソロを放ち同点に追いついたが、8回も続投した岩隈が、先頭の9番ギアボテッラに二塁打を許したあと、送りバントで三進されたところで降板。代わった中継ぎ右腕・スミスが2番カルホーンに勝ち越しタイムリーを浴び、岩隈に3失点目が付いた。

　マリナーズはそのまま敗れ、敗戦投手の岩隈は5敗目。この日は7回1/3を8安打、1奪三振、無四死球と粘ったが、3点を失い防御率は3.67となった。今季の登板機会はあと1試合と見られており、次回登板で再び、日本人投手では野茂、黒田、ダルビッシュ以来となる3年連続の2ケタ勝利を目指す。