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縦じま一筋31年 和田監督が阪神のユニフォームを脱ぐ

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阪神・和田監督が現役時代プレーした本拠地甲子園球場[Getty Images]
 阪神は9月30日、和田豊が今季限りで退任すると発表した。和田監督は84年ドラフト3位で阪神に入団。85年から選手、コーチ、監督と阪神一筋で31年間縦じまのユニフォームの袖を通し続けたが、来季からその姿を見ることができなくなる。

 和田監督は現役時代1年目に控え選手ながらリーグ優勝、日本一を経験。88年にレギュラーに定着すると、小技と堅実な守備で中心選手となった。一方でチームは、長年チームはBクラスに低迷。選手として優勝を経験したのは1年目のみだった。01年の引退スピーチでは「後輩たちに優勝の喜びを知ってもらいたい。ファンの皆さんに思いっきり喜んでもらいたい。ここ数年、その思いだけで野球をしていました」と言葉を残し現役生活に別れを告げた。

 コーチ専任となった02年からは打撃コーチ、内野守備走塁コーチなどを担い、03年と05年のリーグ優勝に貢献。10年間コーチ業を務めた後、11年10月に第32代阪神タイガース監督に就任した。1年目は主力の不振などで5位に低迷。13年はドラフトで春夏甲子園連覇した藤浪晋太郎を引き当て、メジャー帰りの西岡剛、福留孝介の獲得に成功し2位。

 3年目の14年は9月に失速したが、前年に続き2位。CSでは広島とのファーストステージに勝ち抜くと、巨人とのファイナルステージは4連勝し球団初のCS制覇を達成。日本シリーズではソフトバンクに敗れたものの、15年に期待を抱かせる結果で終えた。

 迎えた今季はチーム打率、防御率など軒並み最下位ながらリーグ首位に立っていた時期もあったが、9月に失速。優勝を逃したという理由で今季限りでの退任となった。

 85年選手として入団したプロ1年目から監督を務めた15年までの31年間一途に阪神に在籍した男が、縦じまのユニフォームを脱ぐ。最後、ファンを喜ばせて退くことができるか。
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