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「晋太郎に尽きる」和田監督のコメントで藤浪の成長を振り返る

 28日のヤクルト戦に先発した阪神の藤浪晋太郎は、今季3度目の完封勝利でリーグトップタイの11勝目を挙げた。2位のヤクルトは前カードの巨人戦3連勝で勢いに乗り、首位の阪神は敵地・広島で連敗して迎えたゲーム。絶対に落とせない試合で、藤浪はチームに勝利をもたらした。和田豊監督は「今日の試合は晋太郎に尽きます。絶対に先にとられない気持ちが出ていた」と手放しで藤浪を褒めた。

 そこで今季、和田監督のコメントで藤浪の成長ぶりを振り返っていきたい。春先は、不安定な投球が続いた。5回7失点でノックアウトされた5月8日の広島戦では「いい球を投げているんだけど、スピード差がないから、まっすぐ、変化球が、ひとまとめで打たれている。工夫というか。これはもうバッテリー間のことだからね」と捕手を務めた梅野隆太郎とともに、苦言を呈されていた。

 この日の登板を境に藤浪の投球内容が変わる。5月14日のヤクルト戦で完投勝利を挙げると、20日の巨人戦ではプロ初完封勝利。和田監督は「明らかに球が変わったというか。マウンドでの躍動感というか。いい球がいきだして、本人も自信を取り戻して、そういうものがフォームにも出ているんじゃないかな」と評価。

 後半戦に入ってから藤浪は、頼りになる存在に成長。3年連続2ケタ勝利をマークした8月14日のヤクルト戦の試合後には「高卒1年目から故障もせず、しっかりローテーションを守った上での3年連続2ケタは立派だと思う。状態が良いときは抑えられるけど、状態が悪いときでも、というところが年々変わっていているよね」とその成長ぶりを認めている。

 残り30試合を切り、大事な試合が続く。和田監督を胴上げするためにも藤浪は、さらに成長した姿を見せることができるだろうか。
 

和田監督が藤浪に対しての主なコメント


4月25日 広島戦
「立ち上がりからあまりよくないところに、守りで足を引っ張ってしまった。キッカケがなかった」

5月8日 広島戦
「いい球を投げているんだけど、スピード差がないから、まっすぐ、変化球が、ひとまとめで打たれている。工夫というか。これはもうバッテリー間のことだからね」

5月20日 巨人戦
「(9回のマウンドにいかせることに迷いはなかったか)あそこまでくれば、晋太郎の場合あまり球数は気にならないんだけど。それまでの内容が最後までいかせたというか。今日は完全に行く流れになっていた」

6月10日 ソフトバンク戦
「最後バテたけど、初回から飛ばしていたんで、5回だな。4点差になって、投げづらそうにしていたのと、ベースカバーに遅れたんで、動揺したのかな」

6月21日 ヤクルト戦
「1、2回と、いい状態の晋太郎だったんだけど、3回くらいから少し投げ急いだよね。球数も増えたし、ちょっと痛い四球もあった。余力があったと思うけど、(6回に代打)今日の試合に関してはあそこが勝負どころだと思って代打を出した」

7月5日 DeNA戦
「とにかく投げるだけではなく、打つのも、走塁も一生懸命なんで、野手にもその姿が伝わる」

7月17日 オールスター
「大舞台で、ああいう投球をできる。本人も自信になると思う」

8月14日 ヤクルト戦
「(3年連続2ケタ勝利)高卒1年目から故障もせず、しっかりローテーションを守った上での3年連続2ケタは立派だと思う。状態が良いときは抑えられるけど、状態が悪いときでも、というところが年々変わっていているよね」

8月20日 巨人戦
「あそこまでよく投げてくれた」

8月28日 ヤクルト戦
「今日の試合は晋太郎に尽きます。絶対に先にとられない気持ちが出ていた」

藤浪の今季成績

22試 11勝6敗 防2.58
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