優勝マジック『1』のヤクルトは、3位の阪神と本拠地・神宮で対戦する。

　勝利か引き分け、2位巨人が敗れるかで今夜にも14年ぶりのリーグ優勝が決まるヤクルト。この大一番、エース・小川泰弘に先発を託す。今季、阪神戦の登板は6月30日の1試合のみ。その登板では、6回2失点で勝敗は付かなかった。入団から2年間最下位しか経験したことがない小川は、チームのリーグ優勝に導く投球ができるか注目だ。

　打線は、2013年シーズン60本塁打の日本新記録を樹立したバレンティンの奮起に期待したいところ。故障で開幕に間に合わず4月に一軍復帰。だが、復帰初戦で再び故障し登録を抹消するなどシーズンの大半を棒に振った。9月19日に再昇格したが同日の巨人戦で、1本塁打を含む3安打の活躍。昨季までのような活躍を見せると思われたが、9月24日のDeNA戦の第1打席でセンター前ヒットを最後に18打席ヒットがない。今夜の阪神戦で、久しぶりの安打に加え一発が飛び出すだろうか。

　対する3位の阪神もCS進出へ負けられない。9月25日からの4位広島との3連戦で1勝2敗と負け越し、嫌な雰囲気になった。しかし、高卒3年目の藤浪晋太郎が28日の巨人戦で完封勝利。翌29日のDeNAは、相手のミスに助けられサヨナラ勝ち。2連勝で敵地に乗り込んできた。

　今夜のヤクルト戦に先発するのは岩田稔。岩田は今季のヤクルト戦、3勝1敗、防御率2.78の成績。前回対戦した9月20日の登板では、8回を4安打1失点に抑え勝利投手になっている。今夜もヤクルト打線を封じこむことができるだろうか。

　ヤクルト対阪神の一戦は18時にプレイボールする。

　本日の対戦カードと予告先発は以下の通り。

【2日の試合予定】

ヤクルト（小川泰弘）－ 阪神（岩田稔）
＜神宮　18時00分＞
・最近5試合の成績
ヤ（1位）：○●○○●
神（3位）：○●●○○　

DeNA（高橋尚成）－ 巨人（マイコラス）
＜横浜　18時00分＞
・最近5試合の成績
De（6位）：●●○●●
巨（2位）：○○○●●

広島（前田健太）－ 中日（若松駿太）
＜マツダ　18時00分＞
・最近5試合の成績
広（4位）：●○○○○　※4連勝中
中（5位）：●○○●●