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小笠原、田口…二軍監督は一軍監督への登竜門?

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来季からオリックスの二軍監督に就任する田口壮[Getty Images]
 来季から小笠原道大が中日、田口壮氏がオリックスの二軍監督に決まった。セ・リーグを14年ぶりに制したヤクルトの真中満監督を始め、秋山幸二氏、渡辺久信氏、岡田彰布氏といった過去に優勝、日本一に導いた監督たちも二軍監督を経験している。来季から二軍監督を務める小笠原や田口も将来、一軍監督として指揮を執る可能性が十分にあり得る話だ。

 二軍監督はチームの勝利も大事になってくるが、若手の育成や不振で二軍に落ちてきた選手たちを良い状態で一軍へ送り出すのが役目。また二軍監督による育成が上手くいけば、チームの将来への布石となる。二軍ではあるが、非常に重要はポジションなのだ。

 今季リーグ優勝を達成したヤクルトの真中監督も、11年から3年間二軍監督を務めた。その当時の二軍には現在主力の雄平、山田哲人、中村悠平などがいる。

 将来の主軸として期待された当時高卒1年目の山田には、1年目から100試合以上の出場機会を与え、雄平は11年に二軍で首位打者に輝き、中村も二軍でマスクを被り実戦経験を積んだ。彼らは徐々に一軍での出場機会を増やしていき、レギュラーの座を掴む。

 山田はリーグを代表する野手に成長し、雄平は優勝を決めるサヨナラタイムリー、中村はリーグで唯一規定打席に到達した捕手と今回の優勝ではレギュラーとして活躍した。真中監督が二軍時代に育てた選手が、主力として優勝に貢献したのは嬉しかったのではないだろうか。

 また、西武の渡辺久信監督(当時)も栗山巧、中村剛也、涌井秀章といった二軍監督時代に指導した選手たちが主軸として活躍し、08年にリーグ優勝、日本一を達成している。このように二軍監督を経験した一軍監督は、若手を積極的に起用する印象だ。

 来季から二軍監督に就任する小笠原、田口が所属する中日とオリックスは、ともに今季下位に低迷。二軍も中日が4位、オリックスが5位と苦しんだ。若手育成が急務の両球団の二軍で指揮を執る2人。チームの現状を踏まえると、期待の若手を1人でも多く一軍へ送り込みたいところだ。
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