CSファイナルステージ第1戦
● ヤクルト 1 － 4 巨人 ○
＜10月14日　神宮＞

　巨人が逆転勝利でファイナルステージ先勝。ホームアドバンテージを持つヤクルトと1勝1敗で並び、2年ぶりの日本シリーズ進出へ好スタートを切った。

　巨人は1点を追う5回、阪神とのファーストステージでも活躍した1番立岡が先頭打者として出塁。一死二塁としたあと、3番坂本が起死回生の逆転2ランをレフトスタンドへ運び逆転に成功した。

　続く6回は下位打線のチャンスメイクで一死二、三塁とすると、代打・アンダーソンがライト前への2点タイムリーを放ち4－1。この日は打線が10安打を記録し、4番阿部は5打数4安打と大舞台での強さを発揮した。

　先発の内海は初回に一死満塁のピンチを招いたが、5番バレンティンを併殺に打ち取りピンチ脱出。4回に4番畠山に先制ソロを浴びたが、5回途中を1失点で凌ぎ首脳陣の期待に応えた。

　5回二死からワンポイントで登板した田原は、3番山田を空振り三振。6回以降も4投手が小刻みに繋ぎ、最後を締めた沢村はファーストステージ第3戦の阪神戦に続き、2戦連続のセーブをマークした。

　対するヤクルトは、立ち上がり不安定だった内海を捕まえ切れず得点は畠山の一発のみ。期待の山田は4打数無安打に倒れ、5回2失点の先発・石川は5月2日の広島戦以来となる、本拠地・神宮での黒星を喫した。