ニュース 2015.11.06. 11:00

他国もビックリ?国際大会で強さを発揮するアンダースロー

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プレミア12で活躍が期待される牧田和久 [getty images]
 WBCや五輪などの国際大会で大きな力を発揮したアンダースローの投手。11月8日に開幕する『WBSC世界野球プレミア12』にもアンダースローの牧田和久(西武)が、日本代表メンバーに選出されている。

 牧田は2013年に行われたWBCにも代表に選出されるなど、日本でも少ないアンダースロー投手として国際大会でも貴重な存在だ。13年のWBCでは抑えを任され、第1ラウンドのブラジル戦で1回を無失点に抑えセーブを挙げた。その後も、昨年行われた日米野球、欧州代表との強化試合でも代表に呼ばれている。

 4投手の継投でMLB選抜を相手にノーヒットノーランを達成した日米野球第3戦に、牧田は8回から3番手で登板。試合後に「ブルペンでは吐きそうでした」と話しながらも1回を無安打に抑えた。プレミア12でも、他国を圧倒するような投球が期待される。

 過去にも地上約3センチの位置でボールをリリースするアンダースローで、五輪やWBCで渡辺俊介が次々に世界の強打者たちをねじ伏せていった。渡辺は00年のシドニー五輪、06年、09年のWBCで日本代表に選ばれ、WBCでは2度の世界一に貢献。特に06年のWBCでは第2ラウンドの韓国戦で6回を無失点に抑えるなど3試合に登板して、防御率1.98の成績を残している。

 五輪やWBCで重宝されてきたアンダースロー。13年のWBCで良い働きを見せた牧田は、プレミア12でも各国の強打者を抑えるか注目だ。

【牧田和久と渡辺俊介の国際大会成績】
●牧田和久
・2013年WBC
3試 1勝0敗1S 防0.00

●渡辺俊介
・2000年シドニー五輪
2試 1勝1敗 防5.06

・2006年WBC
3試 0勝0敗 防1.98

・2009年WBC
2試 1勝1敗 防2.49
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