ニュース 2015.11.16. 18:00

かつてはチームの主力も…来季の所属先が決まっていない選手は?

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ソフトバンクを退団した松中信彦 [BASEBALLKING]
 13日にオリックスを自由契約となった坂口智隆、日本ハムから戦力外となった鵜久森淳志がヤクルトに入団した。15日には楽天の入団テストに参加していた栗原健太、山内壮馬、金無英、川本良平の4人がテストに合格。自由契約となった選手たちの就職先が決まり始めている。

 一方で、来季プレーするチームが決まっていない選手もいる。球団に自由契約を申し入れ現役続行を表明した04年の三冠王・松中信彦がその一人。松中は15日にVTR出演した『すぽると!』で自身の去就について「(オファーは)ないです。今年これだけ世代交代しているので、なかなか難しいというのは退団の時からわかっていた」と他球団からオファーが来ていない模様。ただ、現役を諦めたわけではない。「ドラフトとかトライアウトの選手で足りなかったら来年の春ぐらいになると思うので、春を見据えてトレーニングをしていきたい」。来年の春季キャンプに向けて汗を流している。

 オリックスを戦力外となった井川慶も来季の所属先が決まっていない。井川は阪神時代の02年から5年連続二ケタ勝利をマークし、03年と05年のリーグ優勝に大きく貢献。07年にメジャー挑戦し、12年シーズン途中にオリックスへ移籍。オリックスでは阪神時代のような働きを見せることができず、今季は一軍登板がなかった。10日行われた合同トライアウトに参加しなかった井川は現在、トレーニングを続けながら他球団のオファーを待っている状況だ。

 その他、00年代中日のエースとして活躍した川上憲伸(前中日)、09年に首位打者のタイトルを獲得した鉄平(前オリックス)、日米通算815試合に登板した岡島秀樹(前DeNA)なども、来季の契約を勝ち取ることができていない。

 一時代を築いた選手たちの多くが現役を引退し、球界全体で世代交代が起こっている。厳しい状況は続くが、自由契約となったベテラン選手たちは来季の所属先を決めることができるだろうか。

【来季の所属先が決まっていない主な自由契約選手】
松中信彦
井川慶
川上憲伸
鉄平
岡島秀樹
多村仁志
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